10/25/2024, 9:52:36 AM
どれだけ手を振ったとしても、彼は振り返してはくれないだろう。過ぎ去っていく電車を横目に、涙を零さないように気をつけても、やっぱり堪えることなんてできなくて、ボロボロと涙がこぼれ落ちる。待ってよ、行かないで。
10/19/2024, 9:24:11 AM
今日はいい日だった。気持ちのいい秋晴れで、小鳥も鳴いていて、少し暑い。ほんとに、いい日だ。そんな日に、僕の祖母は死んだ。
10/13/2024, 5:43:30 AM
放課後、キミに告白しようと思った。
だから、キミを呼びに行こうとしたその時、
ある女子生徒が
「希美ちゃんって池田くんのこと好きらしいよ。」
そう言っていた。
池田くん、池田くん……脳内にその名前を反芻する。その名前は僕……の親友だった。あ、僕の恋って終わったんだ。
10/11/2024, 8:55:08 AM
もう、いい。全部全部、もういい。もう辛いことなんてない。やっと解放される。もう明日が嫌で眠れずに枕を濡らす日々は来ない。私を苦しめる存在は全て消えた。清々しい気持ちでいっぱいだった。……はずなのに。どうして私は泣いているのだろう。どうしてこんなにも虚しさが私の胸を埋めるのだろう。私が辛いと思うことは全部消えた。そのはずなのに。なぜだか涙が止まらない。悲しさ?喜び?そんな理由で私は泣いているんじゃない。もう辛いことは消えたのに、なんで、なんで。誰か、私の涙の理由をおしえて。
10/9/2024, 1:03:30 PM
あの日々を思い出すだけで私は心が踊るような気分になる。あの人はいつも私を見てくれて、いつも私の話を聞いてくれた。あの人の世界の中で私は一番だった。そのはずだったのに。