君と映画
君と水族館
君と遊園地
君と、君と君と………
全部全部君との思い出になるはずだったのに
失われた時間に変わってしまった
ありきたりだけど
大好きな君に何回好きだと言えるだろう
って考える
優しい君が好き
笑ってる君が好き
話を聞いてなくて空返事だけど
しんどいときは何も言わずにそばに居てくれる君が好き
そんな事を考えながら君の寝顔を見るこの時間が
1番大好きだ
おやすみ、明日も笑顔溢れる日でありますように
街に出るとそこには私の知らない人ばかり
喋った事も顔も見た事ない人たち
なのにいつもどこかで誰かが私のことをみている
いつもどこかでカメラを向けられている
知らないのに喋った事もないのに
なぜ周りの目を気にして街を歩くのだろうか
同じような服を着て
同じような髪型
同じようなメイク
同じように皆細い足とウエスト
髪の毛なんて巻いてない
コンタクトをつけて眉毛だけ書いた顔
黒いおっきめのズボンに
お気に入りのスウェット
お気に入りの白スニーカー
お気に入りのあったかいダウン
イヤホンはすぐ無くしちゃうから線で繋いでるやつ
みんなとは違う太い足と寸胴な胴
昔ある人が
みんな違ってみんないい
といった
それは当たり前だとみんなは言ってるけど
じゃあなんでみんなと違う私は
後ろから指を刺されるのだろう
飛べない翼を広げも
ただ広げただけ
どれだけ助走をつけたって
ただただ翼を広げて走っているだけ
いつもみんなは口を揃えて
いつか飛べるよ、もう少ししたら飛べるよ
なんて言うけど
僕の周りの子はみんな大きく凛々しく
白い翼を広げてるじゃないか
僕の翼は黒く汚れてただ大きく醜い
今日もまた1人白い翼をあんなに大きく広げて
飛んでいってしまった
永遠に誓いますか
って聞かれたらきっと
はい、誓います
とは言うかもしれないが
心の片隅には
永遠になんて続くわけがない
そう思っている
ただこの気持ちが
永遠に続いて、永遠に愛し合えることを
望んでいます