ねぇねぇ 、知ってる? あそこで丸くなって座ってる青年 。
皆から「 人殺し 」って呼ばれて嫌われてるの 。
あの青年 、なんと "44人" も殺してるのよ 。
今も 誰を殺そうか考えてるみたい 。
そこに1人の男がやって来て 、青年を殺した 。
…… これで 村は平和になると村人は喜んだ 。
みーんな幸せのハッピーエンドね 。
…あの青年 ね 、"死にたいと自ら望んでる" 村人を殺してたんですって 。
助けを求められてやっていただけなのに 、可哀想な青年ね 。
でも 、これも一種の 『 ハッピーエンド 』なのかもしれないわね 。
僕は貴方のことを見つめる。
貴方は僕じゃない違う誰かを見つめようとする。
____僕のことに 、気づいてるくせに。
幼い頃は何ともなかった。それが、普通だと思っていたから。
だけど、中学生になりスカートを履く機会が多くなって自分の性別に違和感を持った。
幼い頃から一人称が "僕" だったの、よく周りからも「なんで女なのに僕って言うの」
そう言われていた。けど、どうでもいいと思い無視をしてた。
あの頃は性別なんて意識していなかったから。
…恋愛対象は男でもあるし女でもある。これっておかしいのかな。
周りに相談すると、「そういう時期だからねぇ」「変な冗談やめてよw」これだけ。
僕は 、これからも相談しても「そういう時期だからねぇ」と言われ続けて 、ずっと …
偽りの "私" で 、女でいつづけないといけないんだ。
僕の心だけで思っている性別 、だれか
だれか 、僕の心に 気づいてくれますか 。
My Heart___.
ある所に 、少し大変で辛いこともあるけど幸せに暮らしている少女が居た。
感がよく周りからは良い意味で"変な子"と呼ばれている少女。
今日もいつもの日々と同じ 、幸せに過ごしていた。あの知らせを聞くまでは。
「 大事なお話があるの。 」
そう 、母に言われた。
なんだろうと思いながら幼い少女は話を聞く体制になる。
すると母は話し始めた。
「 おばあちゃんがね … 」
その言葉だけで 、感の良い幼い少女は分かってしまった。
『 しんじゃったの … ? 』
少女は聞く。
母は頷いた。
少女は声をあげて泣いた。
大好きだった人。まだ 、ありがとうも何も言えてないのに。
その日は 、人生 生きてきた中で一番悲しいく後悔した日だった。
∥
あれから何年か経ち 、少女は 少し成長した。
今でも 、あの日のことは忘れないそう。
いつもいつも 、同じ事を願う 。
『 おばあちゃんに会いたいなぁ 』
___私は今日もないものねだり。