"風と"
忙しい日々の中
ふと吹いてくる風に足を止めることがある。
どこからともなくやってきて
やさしく私を包み込む。
まるで「おつかれさま」と声をかけられたようで、
肩の力がふっと抜けた。
風は見えないけれど ちゃんとそこにいて
わたしたちに小さなやすらぎを届けてくれる。
だから今日も、大丈夫。
風といっしょに、少しだけ深呼吸しよう。
風とひと休み。
#59
2025/5/2
"軌跡"
ある日ふと振り返ると
まっすぐ歩いてきたつもりの道が
ぐにゃぐにゃに曲がっていた。
迷ったり、転んだり、
ときどき全力で後ろに走った跡まで、
ちゃんと残っている。
でも不思議なことに
そのぐにゃぐにゃの道こそが
「自分だけの軌跡」になっていた。
まっすぐな道より
ちょっと笑える足あとが、なんだか
いとおしい。
#58
2025/4/30
"夜が明けた。"
東の空がほんのりと桜色ににじんでいく。
窓辺の鉢植えに露がきらめき
小鳥たちが忙しそうに枝から枝へと跳ねる。
眠たさを抱えたままキッチンへ向かい
湯気のたつ マグカップを両手で包む。
柔らかな空気が頬を撫でて
胸いっぱいに新しい空気を吸い込む。
#57
2025.4.28
"巡り会い"
旅行に行くと偶然の出会いがたくさんある
中でも人との出会いは特別だ
現地の人と話すと
現地のことを知る
観光客と出会うと
その土地の良さを知る
もし観光客と会話できたら
他国の人のことまで知れる知られる
偶然で奇跡な
巡り会いはいいことだらけだ!
#56
2025/4/24
"どこへ行こう"
春の暖かさは
なんとなく新しいことをしたくなる
ふんわりと暖かい風は
どこに行くの?
散った桜は
どこに行くの?
道の端を進んでいるアリは
どこに行くの?
短く切ったわたしの髪は
嫌なことを忘れさせてくれたかな
新しい自分になれたかな
なんとなく新しいことが進むような気がする
#55
2025/4/23