やだな、やだなと
思っても朝は必ずやってくる。
やだな、やだなと
思っても
寂しい夜はやってくる。
誰といても何をしても
そうゆう日はやってくる。
離れたあの人に渡したままの
私の心の断片。

貴方と過ごした日々を
思い出す。
まるで温かく光るランタンのように
一つずつ…一つずつ。
悲しみも喜びも
楽しいも全て。
すべての日々には貴方が居たこと。
もう貴方は隣に居なくともずっとずっと
光ってますように。
消えることがないように。

信じた私を嘲笑っているのか。
それは脆くて、憎くて
弱くて。
ただ私は恋をしていたんだと思う。
誰にも言えなくて伝えられなくて。
あの日の自分に嘲笑っている
自分がいた。

真っ白以外はすべて
黒になる世界。
透明なんてあるのだろうか。
水晶のように透明なんて…。

カーテンの隙間から差し込む日差し
今日もいつもと変わらない毎日が
始まる。
スマホに手を伸ばし目覚ましを止める。
まだ寝ていたい気持ちだけベッドに置いて
朝ごはんの準備をするためにキッチンに向かう。
歯を磨いて顔を洗ってメイクをして
満員電車に揺られて今日も1日が始まる。