あかくら

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1/9/2025, 5:02:30 PM

星のかけらが地に堕ちて
僕はそれを探しに行く
君は待っていていいから
僕は一人で歩けるから
放っておいてくれないか
あれは僕だけの輝きだから

11/26/2024, 3:58:05 AM

太陽の下で陰を望む
あまりにも眩しく輝かしい太陽は
全てを焼き尽くしてしまうから
あの尊くも苛烈な光に
私はきっと耐えられないから

太陽の下で傘を差す
あまりにも眩しく輝かしい太陽は
私から雨を奪ってしまったから
あの優しくも厳格な光は
一点の曇りさえ許さないから

太陽の下で
私は私でいられるのだろうか

11/24/2024, 5:23:01 PM

セーターをほどいている
あなたから貰った手編みのセーター
ただ1つ残った思い出

ほどいて糸になったら
手繰ってあなたのいる場所へ
わたしを連れて行ってくれる

わたしがあげたマフラーを
あなたはほどかなかったけれど

あなたがくれたセーターを
わたしは丁寧にほどいている

ほどいたセーターを
マフラーに編みなおして

あなたの温もりを感じた気がして
わたしは冷え切っていく

あなたのいる場所に行かなくちゃ

10/16/2024, 3:37:59 PM

やわらかな光に包まれて
僕はやっと救われた
ずっとずっと探していた
やすらぎはそこにあったのか

冷たくなっていく身体を
優しく包み込んだ光は
温かくて柔らかくて
木漏れ日の中で眠るように

いつか、僕の上にも桜が咲きますように

そんな願いを抱いて
僕は息を止めた

10/6/2024, 9:56:33 PM

過ぎた日を想うことにどれほどの意味があるというのか
届かない日々、戻らない日々への執着が何の助けになるか
何を求めて縋るかも定まらず、ただ握りしめている
価値なきものと知りながらも掴んだものを離せずにいる
手の中に何があるかも忘れてしまったというのに
ただかつて手にしていた美しさや尊さが残っていると
思い込んでいたいだけだ

未だ訪れない日を想うことにどれほどの意味があるというのか
届かない日々、辿り着けない日々への渇望が何の助けになるか
何を求めて縋るかも定まらず、ただ想い描いている
存在し得ないと知りながらも夢想から覚めずにいる
目の前に何があるかも見えないというのに
ただどこにも見つからなかった美しさや尊さが
この先の何処かにはあると
思い込んでいたいだけだ

今を想うことにこそ意味がある
そこにある瞬間、確かな存在への確信を抱け
何も恐れる必要のない、ただ足元を踏み締める時
自分自身が今なのだから
無くしておらず、届いている
過去と未来に惑わされては
今がわからなくなっていくのだろう
しかし、今は確かにここにある
前も後ろも、上も下も、分からなくなろうとも
今のあなたが、そこに居るだけだ
あなたには、今しかないのだ

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