朱倉 日月

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4/18/2026, 1:15:50 AM

桜散る。
そんな当たり前のことが、
こんなにも悲しいのは何故だろう。

桜散るのは次の春、
再び咲き誇るための準備だ。
それは決して終わりではない。

桜散る様に自分を重ねたかったけれど、
咲き誇ったことのない自分には、
桜のことはわからない。

桜散る前に、花見に行こうと思っていた。
今年も、去年も、一昨年も。
まだ、花見に行ったことはない。

桜散るけれど、
また次の春も桜は咲き誇ってくれる。
それが当たり前でないことに、
ようやく気がつけたから。

3/9/2025, 5:08:38 PM

嗚呼、これほどの悲しみを
感じてもなお生きている
嗚呼、これほどの苦しみに
襲われてなお息絶えぬ

いずれ全てが終わるとき
何を思って目を閉じる?
それが後悔だったなら
生きる意味とは何なのか

声は出ず
息が漏れ出る
力無く
溜め息一つ
横たわり
声は途絶えて
人生は
まだ終わらない
辛くとも

嗚呼、いつまでも続くのか
それともすぐに終わるのか
嗚呼、救いなどありはせぬ
果てなき地獄ただ続く

声にならない感情を
静かな息で表して
辛い理由を消すために
静かに息を終わらせる

1/22/2025, 9:01:18 AM

羅針盤が欲しかった
道に迷わないように
どこを目指して進めばいいのか
自分では何もわからないから

羅針盤を眺めていたかった
くるくると回って
彷徨っているように見えて
最後には決まった向きに収まる

羅針盤をこわしてしまいたかった
その針を心臓に突き刺せば
進むべき方向が
収まるべき場所が
見つかるんじゃないかと思った

けれど、羅針盤なんて必要なかった
全部、自分で決めればよかっただけだった
目指す場所も、進むべき方向も
自分で決めてよかったんだ

だから、ここで終わりにする
羅針盤が無くたって
もう迷わないように

1/9/2025, 5:02:30 PM

星のかけらが地に堕ちて
僕はそれを探しに行く
君は待っていていいから
僕は一人で歩けるから
放っておいてくれないか
あれは僕だけの輝きだから

11/26/2024, 3:58:05 AM

太陽の下で陰を望む
あまりにも眩しく輝かしい太陽は
全てを焼き尽くしてしまうから
あの尊くも苛烈な光に
私はきっと耐えられないから

太陽の下で傘を差す
あまりにも眩しく輝かしい太陽は
私から雨を奪ってしまったから
あの優しくも厳格な光は
一点の曇りさえ許さないから

太陽の下で
私は私でいられるのだろうか

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