『きっと明日も』
あなたの過ごす何気ない日常が好きだった。
あなたが美しいと思う景色を、一番隣で見れるのも私であってほしいと思っていた。
だけど、終わりの時はあまりにも突然すぎて。
あなたがいないことが、まだ受け入れられないの。
あなた以上に大切な人なんて、出来そうにないの。
もしもあなたもそうなのなら、きっと明日も、明後日も、まだ見えない時の彼方だって、あなたしか見えない私がまた隣に並べるまで待っててね。
『静寂に包まれた部屋』
静寂に包まれた部屋の空気を、私のため息が揺らす。
やけに静かな部屋はあなたがいないことを強調していて、あなたがいた頃には感じなかった孤独感に苛まれるばかりだった。
ねぇ、未だにあなたのことが忘れられないの。
静かな部屋が、堪えられないの。
どうか、お願いだから、また、私の隣で笑ってよ。
『別れ際』
別れ際に、あなたにまたね、と声をかけます。
それは、祈りであって、私にとっては救いであって、あなたにとっては呪いになるもの。
その言葉がある限り、あなたは私のもとに戻ってくるのよ。
もしこれが最後になったとしてもいいように、あなたとの別れ際はいっとう綺麗に映ってほしいと願います。
二作思いついたので書いてみました。
雰囲気が全然違う…。
『通り雨』
君と一緒なら、通り雨に濡れるのだって悪くないかな。
『秋🍁』
ほんのり色をつけ始めた紅葉が秋の訪れを告げる。
今年も紅葉狩りに行こうか、と微笑むあなたにそうだね、と笑みを返した。
あなたと出会うまで紅葉狩りなんて文化すら知らなかった俺に、あなたは軽蔑の目を向けることもなく、初めての経験を教えてくれた。
そんなところが好きなんだよな、と黄色と赤、そして少しの緑に囲まれながら笑うあなたを見つめる。
出会った頃からずっと、あるいは前世から。俺はあなたが。
今日は好きなカプで書いてみました。
秋が似合うお二人です。
幸せになってね!!!