『秋🍁』

ほんのり色をつけ始めた紅葉が秋の訪れを告げる。
今年も紅葉狩りに行こうか、と微笑むあなたにそうだね、と笑みを返した。
あなたと出会うまで紅葉狩りなんて文化すら知らなかった俺に、あなたは軽蔑の目を向けることもなく、初めての経験を教えてくれた。
そんなところが好きなんだよな、と黄色と赤、そして少しの緑に囲まれながら笑うあなたを見つめる。
出会った頃からずっと、あるいは前世から。俺はあなたが。

今日は好きなカプで書いてみました。
秋が似合うお二人です。
幸せになってね！！！

『窓から見える景色』

病弱で窓から見える景色しか知らなかった私に、あなたは色んなことを教えてくれた。
海の青さや雪の白さ、初めて抱いた愛情だって。
あなたを知ったその日から、私の世界は色を伴って変わったんだよ。

『形の無いもの』

形の無いものなんて、と思っていた。どんなものだって、目で見て、手で触れられる方がいいだろうって。
だけど、信頼だとか、友情だとか、愛情だとか、そんなものを君が教えてくれたから。
僕の世界は色を変えたんだよ。

『ジャングルジム』

遠い昔、ジャングルジムの上から見た景色を僕は今でも覚えている。
あの頃はいつだって、君の隣で見るものがすべてだったんだ。

『声が聞こえる』

あなたの声が聞こえるのが当たり前だと思っていた。
なくなってしまってから大切だと気づいたものは、あまりにも大きすぎたようで。私はいつもあなたの声を求めている。
またその声を聞かせてと希いながら、あなたのお墓に花を手向けた。