命が燃え尽きるまで
それほどまでに何かを本気で思うことができるというのは、
そしてそのようなものに出会えるということは、
とても幸せなことです。
それは時に価値観や今後の人生さえも変えてしまうものかもしれない。
だからこそ、その出会いに感謝したいものです。
私には、いつまでも大切にしたいと思えるものがあります。
もう二度と、こんなに素敵なものには巡り会えないかもしれないと。
その世界を描いた方はとても遠いところに旅立ってしまったけれど
その決して終わることのない物語は私の心に
今も彩りをもたらしてくれるのです。
とはいえ、人の思いは月日が経てば変わることもあるでしょう。
けれども今の私はそれをずっと愛し続けていたいと
願っています。
それでいいと思うのです。
今この瞬間を大切に生きるべきだと。
宝物を見つけていない方も
もう既に手にしている方も
素敵な日々を送られますように。
夜明け前
時間の感じ方は人それぞれだと思うけれど。
私はこのあわいの時間が好きです。
ふとこの時間帯に目覚めると
つい、早起きしたい衝動に駆られます。
近所の高台に頑張って登って
黎明の光を眺めたら
きっと特別な気分になるでしょう。
そう思いながら後で眠くなることを考えて
そのまま寝てしまうことの方が多いのですが。
普段と違うことをすると
何か、素敵なことが起こりそうな
そんな高揚感を覚えます。
たとえそこで何も起きなくてもいいと思うのです。
何かが起きそうな予感をもって
窓の外を眺めてみたり
それだけで素敵な物語ではないでしょうか。
本気の恋
それはきっと
自分が経験しなければ本当の意味で理解することは出来ないのだろうけれど。
恋の始まり方は
人や環境によって違うのだと思います。
恋から愛が生まれたり
愛から恋に変わることもあるのかもしれません。
でも、愛と恋は
やはり別のものだと思うのです。
恋はときめき、きらきらと淡く輝く。
後先など考えない。
愛は包み込むような、恋より優しい甘い味。
にも関わらずどっしりと構えるような。
想像ではなく本当の意味で理解できる日が
私にも来るのでしょうか。