冬支度

時を止めて

時を止めて、時を止めて、生きてきた
何かあると、時を止めて
何かあると、時を止めて
時を止めると、全てが止まり
時を止めると、時が止まった
いつまで、止めれるのだろう

キンモクセイ

僕のいる意味は何処にあるの？
誰かに必要とされたかった
夢や希望も捨てきれないけど
何となく今を生きている

嗚呼
どれだけ叫んでも
この声は君には届かない

金木犀の匂いがした
明日のことも忘れたくなった
いっそ逃げてしまおうかな
僕は悲劇の主人公だ

やさしいヒトで居たいな
でもそんな思いも偽善だ
誰も幸せにできないの
都合良いね、涙が出るの

嗚呼
どれだけ歌っても
この声は君には届かない
嗚呼
どれだけ歌っても
この声は君には届かない

嗚呼
息が苦しくなる
この歌もいつしか終わりが来る
嗚呼
息が苦しくなる
この地球もいつかは終わりが来る

金木犀の匂いがした
思い出した

水野あつ　「金木犀」より

行かないでと、願ったのに

行かないでと、願ったのに貴方は行ってしまう。
行ってしまった。
ならば、私も行こう。
もう、ここに居る理由もないから。
旅にでも、行こうかな。

秘密の標本

秘密の標本見せてあげる。
彼女はそう言って標本を見せてくれた
っ……これは
フフフ、秘密だよ。