エイプリルフールといったら人に嘘をつくイベントだが、自分は今までエイプリルフールで嘘をつくなんてことをした覚えがない。たぶん生来自分は斜に構える性格で、こういうイベント事を無意識に面倒くさいと考えてしまうからだろう。それに「これは嘘ですよー!」って体でつく嘘って何かつまらない。
最近あまり幸せを感じてない気がする。別に悩んでいるとか憂鬱って訳ではないけど、楽しいとか嬉しいみたいな気持ちがあまり心に湧いてこない。ここ一週間を振り返ってみてもたぶん一番幸せを感じたのは、布団に入ってどんどん瞼が重くなってきたときの「もうちょっとで眠れそう!」って、うとうとしながら頭に思い浮かべているときだろう。
自分は誰かに何かを褒められた時、いつも何気ないふりをしていた。謙遜するとか、大して喜んでいない風を装っていた。もちろん内心ではこの上なく喜んでいたが、何気ないふりをしていた方がクールで格好いいと思っていたし、それに加え、人前で自分を誇るのが何か怖かった。だから頑張って本心を抑えつけていた。でも今思い返してみれば、褒められたのなら素直に喜んだ方が良かったのかなとも思う。あんまり驕り高ぶり過ぎるのはあれだけど、ちょっと冗談を交えて自分を誇るぐらいが一番いい気がする。
自分はハッピーエンドよりもバッドエンドの方が好きだ。もっといえば、バッドエンド寄りのハッピーエンドが好ましい。例を出すなら、目的は達成するけど主人公は死ぬとか、主人公が悪になるけど生き残るとかそういったものだ。なぜ自分がこう思っているのかといえば、全部が全部ではないが、ハッピーエンドだとどこか創作を感じてしまい、冷めてしまうからだろう。やはり現実は厳しいものだし、それは物語の中でも同じであった方がより自分は入り込める。
自分は他人と目を合わせて話すのが苦手だ。頑張って目を合わせようとするけれど、1秒ぐらいですぐに目を逸らしてしまう。