静かな夜明け
パーティーをする夢を見た。
幼なじみや学校の先生、部活動の先輩、後輩など
私の好きな人ばっかり出演していた。
現実では有り得ない世界だけど
何だか凄く心地よくて、みんな仲良しで
ずっとここに居たいって思った。
みーんな笑っている。
あの子もあの人もあのお方も。
私もそれにつられて自然と口角が上がった。
「もうすぐ夜明けが来ます。」
誰かが耳元で呟いた。
そうか、もうすぐ日が昇る時間か。
こんな楽しい空間ともお別れらしい。
じゃあね、私の大好きな人たち。
目を開けると、そこにはいつもの天井があった。
パーティー終わりの静かな夜明けだ。
やさしくしないで
貴方の優しさは恐怖に値する。
他人、動植物、インテリア、食べ物にだって
しっかりとした愛情を持っているからだ。
それが彼の良さだって分かってるんだけど
ものや人を大事にするのは凄く素敵なんだけど
でもやっぱり、私が1番でいたいの。
モヤモヤする気持ちの正体が分からない。
お願いだから他の何かにやさしくしすぎないで。
いや、やっぱり嘘。やさしくしないで。
小さな勇気
一瞬の喧嘩が、僕らの絆を破壊した。
最初に酷いことを言ったのはきみじゃないか。
僕はちょっと言い返しただけだ。何も悪くない。
でも僕はこうやって、何人もの友達を失ってきた。
「ごめんなさい」を言えずに、1人、また1人…。
だけど今回は違う。
きみが謝罪をする方なんじゃないか?
だって僕は悪くない。
ちょっとした勇気があれば
ごめんなさいぐらい言えるだろうが。
__きみもそう思ってるのだろうか。
幸せとは
まずはご飯を器に入れて
しっかりとお水を入れかえて
ちょこちょこと小屋の中から
きみが顔を出してくる。
ハムスターがいる生活って
こんなにも楽しいものなのか。
手のひらサイズの小さな体から
大きな幸せを与えてくれる。
幸せとは人それぞれ感じ方が違うが
私はきみの存在に毎日それを感じている。
1年間を振り返る
「あっという間だなぁ。」
手帳を見てぽつりと呟いた。
2024年という数字があと少しで1つ大きくなる。
時の流れは残酷だ。
どんなに願っても戻ることはできない。
でも1つ思うことは「楽しかったなぁ」ということ。
個人的なことではあるが今まで生きてきた中で
1番楽しい年だったと思う。
好きなことも沢山できたしやりたいこともできた。
2025年も素敵な年にしたいな。