凛世

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7/13/2025, 9:30:55 AM

蝉の鳴き声の合間に

凛と響く涼やかな音

そよぐ風は温いけど

その音が響くと何故か涼を感じる

窓の外は木漏れ日が眩しく

根本には猫が伸びていた

クーラーをつけようかと思ったけど

もう少しだけ夏を楽しむのもいいかもしれない

冷蔵庫から冷えた麦茶を持ってきて

扇風機のスイッチを押すと共に

即席宇宙人が降臨するのだった







「風鈴の音」

7/11/2025, 8:54:35 AM

朝起きて仕事して帰ってきて寝る

変化なんて何も無い

変わらない日常

何か変わった事でもやってみようか

そんな気力も起きない毎日

楽しいことでも起きないかな…

なんて考えるものの

どこかで変化を恐れている

惰性で生きる毎日に

疲れと不満があれども

それはそれで仕方ないと諦めている

だけど

もしこの横道を歩いてみたら…

もしかしたら違う何かがあるかもしれない

そんな淡い期待を抱いても

いつかまた今度と目を逸らす

ちょっとした変化に飛びつく勇気が

出てくるその時までお預けになる

意気地無い自分に呆れつつ

今日も何も無い一日が終わる









「冒険」

7/2/2025, 7:57:37 AM

湿気を含む空気と雨の後の土に匂い

これでもかと照らす太陽の下

自分の汗も混じり

雨の匂いとは違う独特の匂いが

鼻を掠める

いつもならフラフラと吸い寄せられる

甘いスイーツの匂いも

この暑さの中では魅力が失われる

今私が求めるのは

冷たいかき氷や水の

香りなき涼しい匂い

鼻を通るヒヤッとした感覚が

涼しい匂いだと感じる

湿気と冷気

これが夏の対局の匂いと言えよう







「夏の匂い」

6/27/2025, 10:55:59 PM

その気になればいつでも冒険にでれる

何故なら一瞬先は何時でも

「知らない世界」だから

そこでどう動くかで全てが変わるのは

皆 平等に与えられている権利

だけどその一歩が踏み出せず

何をすべきかが分からず

現状維持を望んでしまうのが

ヒトだと思う

自分も例外なく現状維持を望み

多少生き難さを感じつつも

ぬるま湯に浸かってしまっている

だけどそろそろ

後悔したくないから

重い腰をあげる時期なのかもしれない







「まだ見ぬ世界へ!」

6/12/2025, 8:28:25 AM

雨が奏でるメロディは

静かで優しい

傘のドラムに空き缶のシンバル

木々のマラカスに水溜まりのベル

コーラスにはカエルたちも参加してる

何故か雨だといつもよりも静かだと思うのは

私だけだろうか

大人になり雨の日の外出は

億劫に感じるけど

子どもの頃は新しい傘や長靴を早く使いたくて

雨の日が待ち遠しくもあったっけ

はしゃぎすぎてずぶ濡れになって

怒られたもんだな

よし 新しい傘を買おう

そして雨のコンサートに参加しよう






「雨音に包まれて」

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