夕暮れ時の一番星

見つけた時は少し嬉しい

やっと自由時間だ

今日は映画でも観ようかな

コンビニに寄って

スイーツとお菓子

飲み物もしっかり用意して

星の瞬きに導かれながら

軽い足どりで家へと急ぐ







「星明かり」

生きていれば

それだけで君は主人公なんだ

君の人生という名の舞台のね

それに気付いて動けるかは

君次第なんだ

何もかも諦めて

動く前から否定してれば

それは何も始まらないよね？

いいじゃないか

外に出て歩いてみようよ

何かいい事があるかもしれないからさ








「物語の始まり」

情熱って夢中になれることでしょ？

それだったら今の自分にはない

…のかな？

朝起きてやる事やってスマホいじって寝る

毎日毎日それの繰り返し

考えることと言えば

今日のご飯どうしようかな？

くらいだし

趣味と言えるものも

やる気スイッチが壊れてるし

本当に惰性で生きている

そのうち？

ご飯も忘れてやり込める趣味でも

見つけられたらいいなー






「静かな情熱」

未来なんてわからない

自分が思い描いた未来は

正直「今」とは全然違う

やりたかったことは

自分が弱かったせいか

反対されて進むことが出来ず

敷かれたレールの上を彷徨って

「現在」が在る

押し切る勇気も強さも無かった

もし今 あの時をやり直せるならば

自分の「今」は違っているだろうか…







「未来図」

知らない･･･

貴方の事なんて知らない

それでも語りかけてくるのは何故？

その声はどこか懐かしく感じるけど

記憶には無い

戸惑う私に何度でも何度でも

なんて呼ばれてるのか

何を言ってるのか

目を覚ます度に忘れてしまうけど

その声の懐かしさだけは

私を安心させてくれている

記憶にない知らない声は

遠い日に交わした会話なのか･･･









｢遠い約束｣