凛世

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3/30/2025, 9:48:33 AM

もうとっくに枯れ果てていると思っていた

何を言われても別にいいし

裏切られてもやっぱりかと思うだけ

感情なんて麻痺してる

流石に目にゴミが入れば多少は滲む

でもそれだけ

なのになんで?

貴方の優しい言葉だけで

今までが嘘のように

涙が溢れだした

…ああそうか

私は認めて貰いたかったのか







「涙」

3/29/2025, 2:14:26 AM

雨が降る

水が落ちる音が響く

空気は洗われ

木や草はいきいきと光る

恵みの雨で蛙が歌い

空き缶に落ちる水滴が

軽やかにリズムを刻む

こんな日はのんびりと

ケーキでも焼いて

紅茶と一緒にいただこう







「小さな幸せ」

3/27/2025, 9:32:59 AM

色って不思議だよね

ヒトには見えない色もあるし

ヒトにしか見えない色もある

同じ色でもヒトによっては印象も違う

それでもそこに在るのはその色だけ

同じなのに違うもの

そうか

だからヒトは時に色に例えられるのか







「七色」

3/25/2025, 11:22:23 AM

何故どうでもいい事を

忘れてしまいたい事を

いつまでも覚えているのだろう

嬉しかったはずの事

忘れたくないあの人の声

大切なものは時間と共に

霞のようにぼやけ薄れていく

苦しい思いを蓄積し

美しい思いは昇華される

現生が修行場というのは

そういう事だからだろうか







「記憶」

3/25/2025, 5:07:56 AM

汝の前で誓う

二度とその頬を

凍えた雫で濡らすことなきように

喩え姿を違えども

全てを賭けて未来永劫

己が全てで

汝の安寧を護り通すと

この誓い汝の耳に届かぬとも

森羅万象に誓う故暫し待たれ

再び必ず…

…必ず







「もう二度と」

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