「クリスマスのプレゼント 何がいい?」
そう聞かれて悩んでしまった
今欲しいものは正直なかったから
無いわけではないけれど
それは形あるものではないし
ちょうだいと言って貰うものでも無い
だから困ってしまった
悩んでいると彼は微笑んで
「僕も考えとくよ」
と言うといつも通りの会話に戻った
別れ際に彼は
イブは朝から予定あけといて
と言って手を振って帰って行った
…朝から?
イブって平日よね?
私はフリーだから何時でも大丈夫だけど
間違えたのかな?
そして今日クリスマス・イブ
朝7時から家のチャイムが鳴る
ドアの向こうには彼の姿
慌ててドアを開けると
彼は笑顔で言った
「メリークリスマス!
今日は一日めいっぱい遊び倒そう!
それがクリスマスプレゼントw」
そう言うと早く用意してと急かされ
あっという間に車に乗せられてしまった
「いつも時間がなくて少ししか会えないからさ
今日は日にちが過ぎるまでずっと君といるよw」
嬉し過ぎて思わず涙が込み上げてきた
思ってたのと違ったけど
今までで一番素敵なクリスマスプレゼント♡
「プレゼント」
鳥になりたいってよく言うけども
私はそれよりも風になりたい
自由に何処にでも行けて
好きな時に唄って
何時でも大好きな人たちを見守って
そんな自由を手に入れたい
誰かに認められなくてもいい
在るということを無意識でいいから
知っていてくれればいいから
「大空」
どんな時でも笑顔で
そう心がけて生きてきた
笑顔でいられない時もある
怒りが抑えられない時もある
それでもなるべく
楽しくいられるように
笑顔でいたつもり
でも本当は
心から笑えてはいない
何処か虚しく遠い所から
笑っている自分を見下ろしていた
本当の私を知っている人は
何処にもいない
いつかそんな私に気づいて
笑いかけてくれる人は
現れるかな…
「寂しさ」
お前様
お帰りを待っております
戦へと旅立ち
まだ帰らぬまま
年の瀬も迫って来てしまいました
幸いにもまだ雪は舞っておりませぬ
一人の冬は身に堪えます
一日も早いお帰りを
ただただ願っております
もしも
もしもお前様が帰って来られないならば
どうか今直ぐにでも
迎えに来てくださいませ
共に寒さを凌ぐために…
「冬は一緒に」
生きる
それこそがとりとめもないこと
何が目的か何のためなのか
誰も知らないし
永遠に答えは出ない
だからこそ
悔いのないように生きるだけ
「とりとめもない話」