お前様
お帰りを待っております
戦へと旅立ち
まだ帰らぬまま
年の瀬も迫って来てしまいました
幸いにもまだ雪は舞っておりませぬ
一人の冬は身に堪えます
一日も早いお帰りを
ただただ願っております
もしも
もしもお前様が帰って来られないならば
どうか今直ぐにでも
迎えに来てくださいませ
共に寒さを凌ぐために…
「冬は一緒に」
生きる
それこそがとりとめもないこと
何が目的か何のためなのか
誰も知らないし
永遠に答えは出ない
だからこそ
悔いのないように生きるだけ
「とりとめもない話」
今日は一段と寒いよね
寒さのせいで鼻水も出るし
空気が乾燥してるのか咳も出るし
本当に冬ってやだ
いくら部屋を暖めても全然温まらない
…え?
顔が赤いって?
何言ってるのよ
空気が冷たいからそう見えるだけよ
なんで体温計なんて持ってくるの?
やだ測らないよ
大丈夫だってば
測って熱があったらどうするのよ
具合悪くなっちゃうでしょ!?
寒いけど 鼻水と咳出るけど
絶対風邪じゃないから!
喉痛いのは咳が出てるからで
絶対風邪じゃないから!!
「風邪」
上を向いて空を見る
星が降ってきそうな程の快晴の夜
冷たい空気に放たれる吐息が
白くなり上へと消える
雪は降って欲しくない
だけどクリスマスの夜は
少しだけでも降ってくれないかな…
忙しい貴方が少しでも
雪で心が癒されるように
ホワイトクリスマスが
私たちの最高の思い出になるように
「雪を待つ」
愛ってコップに水を入れてくみたいよね
少なければ勿論満たされないし
多すぎれば溢れて行き場を失う
安全なもの(愛)ならいいけど
毒(憎しみ)や危険なもの(偽りや殺意)なら
それは間違った方向にいってしまったり
コップが傷つき割れてしまったり…
どんな愛でも同じこと
家族に対しても友人に対しても
それぞれの形があり器がある
見極めてきちんと満たしていかないと
愛は時に危険なものへと変化してしまう
受け取る側にも与える側にも
同等の対価があるのが
愛情というものではないだろうか
「愛をそそいで」