食べること寝ること意外は
生きるためには必要ではない
だからといって不要ということでは無い
食べるためには働かなければならない
気持ちよく寝る為にも同じことが言える
日々を楽しく生きるには
生きるには不要な趣味というものが
心の平穏のためには必要となる
一見 無意味な事も必要ということだ
文明はほぼ不要なもの言えるだろう
だが それらは何かに繋がっていて
必要なものへと昇華している
無意味なことはないということになる
「意味が無いこと」
貴方から見た私は
どう見えているんだろう
多分 演じてる私が見えているよね?
それなりに人付き合いよく
弱音を吐かない普通の子
本当の自分は怖がりで臆病で
なるべく隠れていて関わりたくない
でもそれではこの世の中
何も出来ないから
いつの間にか演じるようになっていった
貴方は「私」を受け入れてくれるかな…
私は「貴方」がどんな人か
いつか知りたいって思ってる
「貴方と私」
何も感じない感情
嬉しいも悲しいも心が反応しなくなった
ただ映像が流れているだけのような毎日
食べることも寝ることも
ただ生きるためだけの行動
そんな毎日だったのに
煩わしく毎日話しかけてきて
いつの間にか心に入り込んできた貴方
ただ面白いからとゲーム感覚でいるなら
もう寄って来ないで
傷つきたくないから
わかっているのに
貴方を意識してしまうのは
もう手遅れなのかな
「一筋の光」
秋が深まり
全てがセピアへと移りゆく
いろいろな生き物たちで賑わっていた空も
いつの間にか枝から離れた葉だけになった
仔犬の散歩も目移りするものがなく
スムーズに目的を達成しているようだ
街全体が年末の準備に入る前の
一瞬の休息を得たかのように
何処か静かな時間が流れている
もうすぐに厳しい冬が来る
のんびりとしている時間も束の間だろう
準備のために重い腰をあげるとしよう
「哀愁漂う」
鏡の向こうは在るのだろうか
自分は映るし背景も同じ
ただ映るだけなのか
それとも同じ反対世界なのか
いつの間にか入れ替わっているのでは
そう思う時もある
幼い時は何故か鏡が怖かった
吸い込まれそうで引き摺り込まれそうで
鏡の向こうの自分が自分ではないようで
じっと見ることが出来なかった
鏡の国のアリスを読んだからだろうか?
違う世界があると思ってしまったのか
幼い自分が単純だったんだと
改めて呆れてしまう
「鏡の中の自分」