凛世

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11/5/2024, 4:15:43 AM

秋が深まり

全てがセピアへと移りゆく

いろいろな生き物たちで賑わっていた空も

いつの間にか枝から離れた葉だけになった

仔犬の散歩も目移りするものがなく

スムーズに目的を達成しているようだ

街全体が年末の準備に入る前の

一瞬の休息を得たかのように

何処か静かな時間が流れている

もうすぐに厳しい冬が来る

のんびりとしている時間も束の間だろう

準備のために重い腰をあげるとしよう






「哀愁漂う」

11/4/2024, 3:55:15 AM

鏡の向こうは在るのだろうか

自分は映るし背景も同じ

ただ映るだけなのか

それとも同じ反対世界なのか

いつの間にか入れ替わっているのでは

そう思う時もある

幼い時は何故か鏡が怖かった

吸い込まれそうで引き摺り込まれそうで

鏡の向こうの自分が自分ではないようで

じっと見ることが出来なかった

鏡の国のアリスを読んだからだろうか?

違う世界があると思ってしまったのか

幼い自分が単純だったんだと

改めて呆れてしまう







「鏡の中の自分」

11/2/2024, 8:46:48 AM

輪廻転生があるならば

繰り返す生でも

貴方と共に歩みたい

どんな形でもいい

魂が触れ合えるならば

私は貴方だとわかるって思うから

貴方を知らない世界なんて

暗闇に残されているのと同じ

貴方は私の光だから

私を照らしてくれないとダメなんだ





「永遠に」

11/1/2024, 2:56:44 AM

争いの無い世界

自然との共生

人々の調和

哀しみの極限まで無い社会

美しい地球

そこに在るのは美しい秩序

その筈なのに何故・・・

争いは何も産まぬという事を

何度繰り返しても学ばないのか








「理想郷」

10/31/2024, 4:40:09 AM

過去はもう忘れたい

そう思ってもいろいろと思い出す

大半はもう忘れたいこと

記憶というものは

こうもしつこく残るものかと思ってしまう

そんな中でもいくつかは

大切な思い出もある

チキンラーメンを見たら親友を

桑の実を見たら高校の仲間を

全ては捨て切れないと思い知らされる

それでもいいかと思えるようになったのは

今がそれなりに自分の心が平和だからだろうか






「懐かしく思う事」

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