凛世

Open App
10/31/2024, 4:40:09 AM

過去はもう忘れたい

そう思ってもいろいろと思い出す

大半はもう忘れたいこと

記憶というものは

こうもしつこく残るものかと思ってしまう

そんな中でもいくつかは

大切な思い出もある

チキンラーメンを見たら親友を

桑の実を見たら高校の仲間を

全ては捨て切れないと思い知らされる

それでもいいかと思えるようになったのは

今がそれなりに自分の心が平和だからだろうか






「懐かしく思う事」

10/30/2024, 4:57:31 AM

あの時貴方の手をとらなかったら

私はどうなっていたのだろう

今巡り会った人たちとは

きっと会えていないだろう

違う人たちと違う環境で

豊かな生活が出来ていたかもしれない

それでも 今 はそれなりに納得している

大切な人たちが周りにいるから

違う環境で生きたとしても

それはそれで納得しているだろう

でも少しだけ

違う世界線も見てみたい





「もう一つの物語」

10/29/2024, 3:27:50 AM

何も見えない未来

何が起こるのか誰も知らない

予言はあれども

それが自分にどう影響するのか

知る術は無い

光を照らけど見通せない

過去という背後は彩づいているが

未来は永遠の闇

誰もが手探りで歩む

踏み外すことなく

進めることを切に願う







「暗がりの中で」

10/27/2024, 11:37:19 PM

「コーヒーよりも紅茶の方が好きなんだ」

ちょっと照れくさそうにそう貴方は言った

それからは私も紅茶をいれることが増えた

本を読む時 一息入れる時

はちみつを少し入れて飲むのが

私のお気に入り

あの人はストレートで飲むのが好きだって

電話の向こうで

「今 ポカポカしているのは

3杯目の紅茶を飲んだからかな?」

なんて呟くように言った貴方の顔を

見られなかったのが残念だったけど

一緒に飲んでいる紅茶の湯気が

私の顔を暖めてくれていたから

私もポカポカしていたんだ

一緒だねって言うと

そっかって返事が聞こえてきた





「紅茶の香り」

10/27/2024, 2:44:34 AM

貴方が語る全ての言葉

優しく囁く心地よい響き

私にとってはどんなに有名な詩よりも

どんなに美しい音楽の調べよりも

貴方の紡ぐ言葉の方が

全ての芸術よりも尊く心に響く

何気ない呟きが耳に残り

いつまでもいつまでも再生される

なんでもない会話も

衝突して口喧嘩になった時も

悩んで独り言を言ってる時も

貴方の声が私を揺るがす

どんな時でも貴方が私の一番であるように

私がずっと貴方の一番でいてもらえるように

小さな事でも

お互いに言葉に出して語り合おうね







「愛言葉」

Next