凛世

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10/22/2024, 3:53:42 AM

いつもいつも叫んでる

声に出さず心の中で

どれだけ訴えても

どれだけ拒否しても

変わることはないから

心の中で叫んでる

涙も声も心では

とうの昔に枯れ果てた

それでもいつ壊れるか分からない

傷だらけの仮面の下で

今日も虚しく叫び続ける




「声が枯れるまで」



10/21/2024, 8:58:09 AM

人付き合いは苦手だ

だからどうしても最初は

一線を引いてしまう

当たり障りのない話題に

いつの間にか身についた仮面の笑顔

印象のない自分

それが楽なんだと思ってる

数回のお付き合いならそれで十分

だからいつも言われることは

良くも悪くも

「こんなに個性的な人だとは思わなかった」





「始まりはいつも」

10/18/2024, 2:33:03 PM

木の葉が色付き始め

金木犀の甘い香りが

何処からともなく

風に運ばれてくる

涼しくなった風に乗って

滑るように蜻蛉が横切ると

寝そべっている猫が

ちょっかい出そうかと横目で見てる

暖かな日差しに当たってる猫は

お昼寝の方が大事なようだ

平和な一日

あと少しすれば

また寒さ厳しい冬が来る







「秋晴れ」

10/18/2024, 9:34:51 AM

昼と夜 別の顔を持つ宝石

アレキサンドライト

太陽光と蛍光灯の光では

違う色を発する

たまたま寄った雑貨店で

店主が買い付けてきた石を見せてくれた

その綺麗な宝石に目を奪われ

いつかは手に入れたいと願っている

貴重な宝石だから

まだまだ先のことになるだろうけれど







「忘れたくても忘れられない」

10/17/2024, 7:49:36 AM

たまにはキャンドルを灯そう

僅かな風で揺れる度に

炎と影が踊り出す

オレンジ色の淡い光は

不思議と気分を落ち着かせる

蝋の溶ける匂いと

炎の作る陽炎が

闇の中に安心を齎す

平和だからこそ感じられる

小さな炎の安らぎ






「柔らかな光」

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