我は願う
先の世も
穏やかな世で有ることを
全ての命が
安寧の時に有ることを
小さき命が多く溢れ
自然の摂理が上手く廻る事を
忘れる事勿れ
全てが自然の摂理の歯車に有る事を
忘れる事勿れ
その地は生きている事を
小さきもの達よ
遠い時を忘れるな
過去も未来も安寧は造られしものには存在しない事を
「蝶よ花よ」
偶然は奇跡ともいう
奇跡は自ら呼び込むものだという
そして偶然が重なればそれは必然という
今まであった事象
これから起こるだろう事象は
そうなるべくして有ることだ
後悔も疑問もそれを選んだからこそ持つもの
それならば反省はすれど
後悔は時間の無駄となる
時間は有限
自らの未来はその手で切り開け
わかってはいても割り切れないのが人間だ
「最初から決まってた」
幼い頃
ジャングルジムの上に登り
めいっぱい手を伸ばして
太陽を取ろうと頑張ったことがある
空に眩しく輝くお日様が
どうしても欲しかった
もっと高くないと取れないのかと
高い場所を探したっけ
そのうち取ることなんてすっかり忘れた
あんなに欲しかった太陽は
今ではお肌の天敵
なんで取れると思っていたのか
我ながらお馬鹿だったなーと笑ってしまう
「太陽」
何時の記憶だろう
高く澄んでよく響き渡る音
涼やかな風が吹き抜けていき
真っ青な空に高台から見下ろす広大な海
よく映画やアニメに出てくる
鐘の音とは違う心地よい響き
たまにふとその音が心に響いてくる
おかしなことに
そのような土地に行った記憶はない
記憶もあやふやな幼い日なのか
それよりもずっと遠い日なのか
ただ その鐘の音を思い出す時は
心を落ち着かせたい時
「鐘の音」
いつもと変わらない日々が繰り返される
季節は巡り 花は変わっても
生活の行動は変わらない
着る洋服が薄着か厚着になるだけだ
考えることは夕食のおかずくらい
ただひたすらに死なないために動いている
何か無我夢中に取り組める事でもあればいいのだが
それすらもこれといってない
楽しみと言えば
たまに買ってくるコンビニスイーツくらい
こんなはずではなかったのにな
そう思ってしまう今日この頃だ
「つまらないことでも」