5/10/2024, 11:17:28 AM
白き蝶よ
その翅に何を記して届けてるのか
誰に届ける報せなのか
ひらひらと舞うその姿は
嫋やかに穏やかに美しく
目を奪われる
美しい翅に載せたその幸運の報せを
どうか私の元に届けておくれ
「モンシロチョウ」
5/9/2024, 10:23:46 AM
夢に視た
覚えのない景色
目の前には
やはり記憶にない人
だけど何故かとても愛しくて
夢の中の私の鼓動は
有り得ないほどにドキドキしていた
束の間の楽しい時間
不意にその人は悲しげな笑みを浮かべ
何かを言うが聞き取れず
頬を伝う涙で目が覚めた
ただの夢なのだろうけど
何故だろう
あの笑顔がいつまでも記憶に刻まれている
「忘れられない いつまでも」
5/8/2024, 10:43:55 AM
先の事なんてわからない
1年があっという間という事
今の平穏は変わらないと信じてる事
これだけは知っている
いつ災害が起こるかなんてわからないし
戦争なんて他所の事としか思えないし
ましてや病気や事故に逢うなんて予測不可能
だからこそ
変わらぬ日常
変わらぬ笑顔
今在るこの生活を大切に
大好きな人たちと共に在りたい
「1年後」
5/7/2024, 12:16:28 PM
思い返せばあれがそうだったんだろうな・・・
転校して何もわからずからかわれている私に
何気なく話しかけてくれてた男の子
特別何かしてくれた訳では無いけど
普通に接してくれたのが嬉しかった
いつの間にか目で追うようになって
話している時間が楽しくて仕方なかったっけ
進学して離れてからは会うこともなくなったけど
ふと思い出すことがある
彼は今何をしているんだろうか
遠い記憶の彼は
あの時のままの優しい笑顔
「初恋の日」
5/6/2024, 10:08:41 AM
思い出の道を歩いてみよう
他愛もないおしゃべりと貴方の笑顔
道端のタンポポに塀の上の雀
雨の日も風の日も
幾度となく歩いた道
泣いてた日も笑ってた日も
1人の時も貴方と出逢ってからも
変わること無く有り続けた日常
・・・明日で幕が閉じるなら
日常の何気ない幸せのまま
貴方と共に終焉を迎えたい
「明日が最後なら」