11/5/2024, 8:28:18 AM
いつも行くお店に。
いつも座るカウンター。
先に来てるあの人は
どこか寂しげな背中をしている。
話しかける事はしないし
目が合うと会釈をする程度の関係。
帰り際にもう一度見た背中は
自然と私を引き寄せた。
『哀愁を誘う』
11/4/2024, 3:53:49 AM
私を知るのは私だけ。
あそこに映るのは
私なのに私じゃない。
見透かすように私を見る。
見つめてくる目に嘘がない。
見ているのは私なのに
目に映る姿は私なのに
見られている感覚に陥る。
『鏡の中の自分』 RISU
11/1/2024, 6:42:17 AM
もしも好きになったのが
あなたでなければ
なんて…
思わなくて済むのなら。
私が貴女と出会うのも
はじめられた恋も
諦めてしまった未来にも
きっと、鮮彩な花が咲く。
『理想郷』 RISU
10/25/2024, 10:13:06 PM
初めての出逢いは最悪で
衝突ばかりしていたね。
喧嘩して
傷つけあって
今は友...
そんな、ありきたりな展開に
クスッと笑うオレたちは
背中を預ける親友に。
『友達』 RISU
10/22/2024, 8:18:59 PM
季節が過ぎ
訪れる冬に
気がつくのは。
いつもあなたの白い息が出てる頃だった。
わざと長めのマフラーを
あなたにプレゼントして。
それも一頻りのことで
春が来ればまた違う。
『衣替え』 RISU