忙しない世の中で
途絶えることなく息をする。

隣の人の息づかいに
揺れる髪。

全ての生き物に
関わる空気は
私を癒すこともできる。


無くてはならない存在で
あなたと私を繋ぐのも
空気であり酸素である。



　　　　　　　　　『酸素』　　　　RISU

あの日、あなたと交わした約束は
果たされることなく過ぎ去った。

もう2度と見ることのない光と共に
あなたと生きる未来を失った。

私はあなたのいない未来を生き
あなたは私を残し逝ってしまった。

開くことない瞼の奥に
私を想うあなたの瞳

瞬きのない瞳の中に
動くことなきあなたの姿。

　
　　　　　『すれ違う瞳』　　　　RISU

君は陽だまりのようだった。
みんなが君のそばに集い
どんな人にも寄り添う君は
いつも僕の太陽だった。

太陽が光を閉ざし
永久に闇しか見えない。

感じる温もりすら今は冷たい。
君のいない世は
僕にとって
太陽がないのと同じくらい
失うには大きすぎるって事なのだ。



　　　　　　　　　『あたたかいね』　　　RISU

温かい光が神々しく感じる今日。
外は寒いはずなのに
清々しい。

吐く息は白く
風が冷たい。

冬に見える青空は
何故か私に勇気をくれる。



　　　　　　　　『冬晴れ』　　　RISU

そんな事出来ない。

私は今日、大切な君を失った。
毎朝起きて挨拶から
寝る時のおやすみまで
毎日同じ時を過ごしたね。

今日はそんな君を見送る日。
泣かないなんて出来ないよ。
何でもないフリも出来ない。

私にとって君は
たった1人の親友で
たった１つの宝物。


　　　　　　　　『何でもないフリ』　　RISU