空が泣く
今日は朝から冷えた
眠い目をこすりながら
まぶしい光に灯されて
1つ息を吐く
外を眺めると
世界中の不満を
吐き出すように
空が泣いていた
雨に佇む
ある日大雨が降った
雨が降ると気分が沈んだり
時には災害に繋がることだってある
そんな日私は橋の真ん中で
ただ1人佇む
涼しい風が吹き抜けて
どこかスッキリした
嫌なことろもあるけど
やっぱり雨も好き
止まってる場合じゃない
でも雨だからこそ
今日はゆっくり進もう
向かい合わせ
私には悩みがある。
ある男の子が私のことを避けているのだ
なぜ避けられているのか
私のことを見てくれないのか
今の私には分からなかった。
ある日学校で「すごろく」をした
左に座る男の子を見つめた
「お題、左隣の人とハイタッチだって」
相変わらず目を見てくれない彼に
震えた声で話しかけた
周りの友達は様子を伺い
「目を見てハイタッチしな」
と彼に言った
一瞬戸惑ったものの目を見てくれた
そして手を出し
強いハイタッチを交わした
それは私と彼が
初めて向かい合った瞬間。
その日から私は
気持ちとして
人と向き合おうと心から誓った
やるせない気持ち
私には音楽という居場所がある。
小さな頃から家にも学校にも居場所がなく
みんなを羨み、苦しんだ
そんな状況にやるせなさを感じ
日々を過ごしてた
そこで出会ったのが音楽。
寄り添ってくれて
気分を上げてくれて
時には涙を誘ってきた
家庭環境が複雑な私を
音楽は救ってくれた
やるせないと感じることも
またやるせない
海へ
人は難しい
考えてることも分からなくて
多様性な社会で交流が盛んな今
沢山悩んできた人生だけど
その人生の中には沢山幸せもあった
忙しくて沢山の声があるこの世界で
波の音が響いて聞こえた
海は広くて先が見えない
たまに流れ着く瓶も
見知らぬ誰かの手紙も
どこまでも繋がれる気がした
人間って海よりも分からない
だから私は海へ向かった