フィルター9/10
この世界は、腐っている。
フィルター越しにみると、美しいが。
でも、たまにフィルターが剥がれてしまう時がある。
その時は、腐った世の中だ。って罵ればいい。でも、メガネをかけても、端の方は見えづらいように、フィルターにも、論外がある。
それは自分だ。
自分だけがダメダメに見える
自分だけがダサく見える
自分だけが馬鹿に見える
でも大丈夫。人の目なんて気にしないで。
他の人も、あなたをフィルター越しに見てるから。
私も、腐った人間です。
仲間になれなくて9/9
本好き仲間
アニメ好き仲間
マンガ好き仲間
数学嫌い仲間
地理嫌い仲間
いろんな仲間がいる
私は思い込んでいた。
多い方が正しいって。
多数派だって、間違えるし
偉い人だって、間違える。
マイノリティを恐れるなってよく言われるけど、余裕で恐れる。
動物はみんなそうだ。
仲間同士で群れていないと落ち着かない。
でも群れなくてもいいじゃないか。
一匹狼も、縄張りの百舌鳥も。
仲間になれない仲間を、作っちゃえばいいんだ。
1人で堂々としていられるなら、それが一番いいけど。
雨と君9/8
雨は君によく似てる
冷たくて
厄介で
たまに痛くて
でもね
君はいないと僕は生きられなくて
夕日と一緒に僕の目にうつる
ずっと遠くにいる君は
とてもとても美しくて
誰もいない教室9/7
放課後、忘れた筆箱を取りにやってきた、教室。
そこには、当たり前だが、誰もいない。
数時間前まで、あんな騒がしかった教室は、今は、不気味なほど静かで、伽藍堂だ。
みんなが
勉強したり
走り回ったり
怒られたり
遊んだり
食べたり
喋ったりしていた教室は、まるで、知らない場所だというように、
伽藍堂だ。
筆箱を取って家に帰ろうと、廊下を歩く、あんなに足音がうるさかったのが、嘘みたいに静かだった。
誰もいない教室は
誰もいない学校は
不気味なほど静かで伽藍堂だ。
信号9/6
今日も僕は、信号待ち。
信号待ちでよく会うあの子。
自転車を乗りこなしていて、どこかかっこいいあの子はとは、同じ信号を待つだけなのに
どこか気になってしまう。思い切って、「また会いましたね」とでも言ってみるか。
あの子の横顔を見据える。その目は、信号で現すと、黄色だ。やめておこう。
次の日も会った。また、横顔を盗み見る。
今日は緑だ。
「あの、、また、会いましたね。」
声をかける。
「そうですね」
とあの子は言った。
今日も僕は、信号を待つ。