うたゆかり

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11/27/2025, 6:23:55 AM

時を繋ぐ糸

時を繋いで今がある
この糸は早く編むことも遅く編むこともできない
自分のペースで編み続ける

そして
その編むペースが一致する人が現れる
その人とは恋より愛という関係がよく似合う

11/25/2025, 1:45:08 PM

落ち葉の道

落ち葉の道に もみじいちょうが敷かれている
紅葉の道 杖を使う私にとっては恐怖の道

つるんといくだよ あれ
特に雨の後なんて恐怖を超えて死なない覚悟が必要だ
何があってもこけない 打ちどころが悪ければ…
やめよう 言い寄ってくる可能性がある

ただ見る分には問題ない
絨毯というが、私にとってはただの落ち葉の集合体だ
絨毯は時間が経っても姿を変えないが
落ち葉は違う 変化を必然とする花びらなのだ

そんな落ち葉の道は今は見るだけで十分だ

11/24/2025, 12:02:32 PM

君が隠した鍵

君は僕の大切な鍵を持っていった
僕の…僕自身の心を開ける鍵だ

君は自覚があった
私が消えても、貴方の心には私が残り続けると
その自覚のせいで
僕はこの愛に折り目をつけられない

僕自身の心を開ける鍵は
君に預けて君が隠した

もう僕は君のくれた色でしか世界を塗ることが
できなかった

11/18/2025, 7:11:31 AM

冬へ

冬が来る
2025年が残り1ヶ月半で終わろうとしている

この一年、色々という「々」の字を
もう一つつけたいくらい色々々あった

歩けるようになったのは今年だ
ああ、何回でも言ってみせるさ
今年だとも
この11月で退院してから1年が経つ
立つことすらままなかった人間が
1年もせずに片手で杖をついて歩けるようになっている

その過程を社会は知らない
半端な覚悟で知ってもらうより
1ミリも知ってくれない方がマシだ


あまりにも凍えそうな時期に
復職してしまったものだ

11/17/2025, 5:54:37 AM

君を照らす月

夜は君の時間だ

太陽が監視なら月は見守りだ
子守唄が似合うのは月だけだ
君は子守唄が似合うから月の光がよく似合う

君を照らす月は
君のことをよく分かっている

太陽の陽だまりが君の笑顔なら
月光は君の慈しみだ

真実だとも、紛れもなくね

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