11/9/2025, 11:48:40 AM
心の境界線
理解を示す人間が出てくると
私の境界線が滲んでくる
「この人なら共感してくれるかもしれない」
まるで恋の入り口のような予感に
くらくらしてくる
沈黙を恐れない人間が出てくると
心の境界線が薄くなってくる
「この人となら一緒に生きれるかもしれない」
まるで愛の終着点のような予感に
眠気を覚える
11/8/2025, 9:17:51 AM
灯火を囲んで
灯火には同じ仲間が集まる
悩みが同じ
目的が同じ
灯火を囲んで沈黙を共有する
「あの、隣……いいですか」
僕は無言で頷いた
しばらくは同じ火を眺めていた
そして僕は聞いた
「なぜ、ここに?」
「なんとなく。気がつけばあなたの隣に」
それから言葉を交わすことなく
同じ火を見ていた
11/7/2025, 6:59:05 AM
冬支度
冬が始まる
体も心もかじかむ冬が始まる
11月に入れば周りはもうクリスマス
クリスマスが終われば年末だ
冬なんてあっという間にきて
少しずる溶ける
そんな季節だ
今年の冬は去年とは違う
去年より体も心も大切にできたらいいと思う
11/5/2025, 10:32:32 PM
時を止めて
時間を止めてでも
僕は君を離したくない
時間を止めてでも
僕は君を永遠にしたい
こんなことを話せばきっと
君は僕を軽蔑する
だから僕の心に留めておくだけにする
こうやって詩にしている時点で、もう
君が僕の手で永遠になった気がするから
11/4/2025, 11:31:59 AM
キンモクセイ
私はあの香りが嫌いだ
キンモクセイはいい香りだという人の心境が理解できない
鼻と口が繋がっているところを丸々支配される感覚
花の香りにしては妙に刺々しい感覚
正直スギ花粉の方がマシだと思ってしまうほど
嫌いだ
あのオレンジ色が
自分の苛立ちに見えて
余計に腹立たしい
そしてこのお題でこれだけ書ける自分にすら
とても腹立たしい