雨と君

雨が降ると君に会いたくなる
しとしと　もしくは　しんしん　という擬音語が似合う君

太陽は眩しくて目がやられる
でも君は僕にとって太陽でもあってほしい

君の光になら灼かれ死ぬ覚悟はある

誰もいない教室

誰もいない教室が好きだった
1人で周囲の光景を思い出す

学びも衝突も全てここにあった
コロナとかいう青春破壊が多くの学生の元に
振り注いだ

その間の教室は寂しかっただろうか

音も人もない教室は異様に不気味だ

言い出せなかった「」

言い出せなかったわがまま
言い出せなかった悲しみ
言い出せなかった本心
言い出せなかった言葉

そこには全て書かれている
何もかも脱ぎ去った等身大のわたし
これを愛せる人と出会いたい

Secret love

この愛は
誰にも見破られることはなく
太陽と月すら知らないただの神話

貴方と紡ぐ愛はそれくらい隠したって構わない
独占欲と言うか、ヤンデレと言うかは貴方次第

ページをめくる

ページをめくると世界が進む
まるで私がこの世界の支配者のような
まるで私がこの世界の時間そのもののような
そんな錯覚に陥る

自分のペースができるというものは
自分の思い通りになるということ

未来に飛ぶことも、過去に飛ぶことも
読み手の意志の前では軽んじられる

世界、捲れないかなあ