遠くの空へ

わたしの周りのせいなのか
わたしの保守心のせいなのかわからないけど
わたしは飛ぶことを捨てた

捨てたのか捨てられたのかはもう覚えていない
遠くの空をただただ眺める日々

遠くの空へ
飛んでいたあの日を
今日も噛み締めるだけ

！マークじゃ足りない感情

違う！
何をどうしても相手を折りたい
何をどうしても相手を屈服させたい

相手を支配するのは不可能である
相手の選択肢を支配するのは不可能である

！マークじゃ足りない感情は
相手には鳴らない

君が見た景色

僕と付き合い始めた君が見た景色は
どれほど鮮やかになったのか
だいたい予想はつく

僕が変わっただったように
君も変わったはずだ
（いや、変わらないはずがない）

だから僕は
君だけの景色が存在することが許せない

束縛が強いのはわかる
自覚はある
けど、どうも
君のことになるとつい心が乱される

言葉にならないもの

この世の中には言葉にすることすらできないことが
数多く存在している

もしかしたら、
言葉にすることすら億劫　かもしれないが

まあ、
そういうのを趣があるとか言って
逃げることも多々あるが

真夏の記憶

太陽が長かった日だった

日が長い夏至が存在する真夏に
僕は悲しすぎるくらいみっともない姿勢で
恋をした

もちろん夏のせいにした
どうせこの恋は
太陽が見せた僕の夏の土壇場なのだから