今を生きる

人間というは
大抵過去か未来にしか目を向けられないという

今あるものを数えたり
確認したりすることを怠る

今を生きるためには
上記のことが必要である

そしてまた
過去は変えられない
未来はなるようになる
という若干の割り切りも
必要になるのだろう

飛べ

飛べ不安
わたしの成長を邪魔するな

飛べ怠慢
わたしの継続を邪魔するな

飛べ人間
わたしの邪魔をするな

飛べわたし
わたしを構う暇はあるか？

Special day

今日一日素晴らしい日になりますように
なんて無責任極まりない

どうしても晴れていたい日だってあるように
どうしても曇っていたい日だってある
それが人間である

special day
今日一日素晴らしい日の明るさは
眩しかったって暗かったっていい

それは貴方が決めるものなのだから

揺れる木陰

木陰の下で
少しまどろむ

穏やかな風が木の枝を揺らす
木陰が揺れると心がざわめく
何かが起こるんじゃないかって勝手に期待して
そういうときは大抵何も起こることはないので
勝手に落胆する

ざわざわ
自然の騒音がする
世界に観察されている

真昼の夢

太陽が夢を見せてきた
その役目は月のモノだ、太陽のモノではない

月の見せる夢が幻想ならば
太陽の見せる夢は理想だった

逆光で理想の輪郭は見えず
熱烈な暑さが意識を朦朧とさせる

理想、遥か遠く