瞳をとじて

瞳をとじて
過去に思いを馳せる

瞳を開いて
現在に目を向ける

羅針盤

人生という荒波
つい昨年大波にさらされ、遭難したところだ
今まで持ってきた羅針盤は波に呑まれて
海に消えてしまった

新しい羅針盤
手になじまない違和感
こんな晴れない気持ちを抱えたまま

船出の時

明日に向かって歩く、でも

今日も自信を無くした
できることは確実に増えたのに
変な気分だ

気持ち悪い

もう今日は無理だ

退院日から仕事を休んで四六時中私の面倒を
見てくれている母が怖く感じた

夜以外に1人になれない
息が苦しい
手が震えてる
集中できない
監視されてる感じが抜けない

何も考えられない

こんなことを考える私はきっと
親不孝なのだろうか

手のひらの宇宙

私の両手には可能性という宇宙がある
この宇宙を自分の手で消させるわけにはいかない