「既読がつかないメッセージ」
彼からのLINEを見て
またか…と半ば呆れていた
多分、あの女と遊んでいる
絶対、浮気してる
私はそのメッセージを忘れるべく
早朝の散歩に出掛けた
散歩ってセロトニンが出るんだよねと
思いながら
久しぶりの散歩
広い空が見えたら
肩の荷がドッと降りた
朝に散歩をすると気持ちがいい
空気が新鮮だし
リズムで歩くのも身体に良いらしい
見える景色も
様々な人を見ていると
何故か安心してくる
空が明るくなってくる
今日は晴れそうだな
少し頑張って距離を歩いて
気持ちも落ち着いて
気が楽になった
家に帰って来たら
腹が決まっていた
「お別れしましょ」
「秋色」
今年、一番に秋を感じたのは
夕方に見た空に浮かぶ雲だった
「ああ、もう秋なんだな」と
まだ暑かった中に思ったりして
気温も下がって
ますます、秋を感じる事が多くなった
クローゼットの中の洋服も
半袖から長袖へ移行しつつある
ズボンも秋らしい色を
出したりした
カーキ色、ブラウンなどの
渋めの色
今年の秋の期間は長いのかな
長いといいな
冬が来てしまう前に
秋を楽しみたい
「もしも世界が終わるなら」
世界が終わってしまうなら
皆が死んでしまうなら
この掌にのるような
小さな幸せを沢山数えよう
朝の散歩や
カフェでのコーヒーの香り
出会った人とのささやかな思い出
かけてもらった言葉
毎日、弾いてる楽器の音色
雲の間から見ている太陽の光
大事になった手紙たち
毎日書いてる日記
世界が終わると知っても
私はいつもの私でいると思う
「靴紐」
スニーカーの靴紐を変える事にした
何となく嫌な気分を吹き飛ばしたくて
柄のある派手めな靴紐を選んだ
柄のある靴紐は
白いスニーカーによく似合っていた
何故かスニーカーが軽い気がする
足取りも心なしか軽やかだ
靴紐をしっかり結び
朝、家のドアを開けたら
空が遠くまで青く
雲が太陽の光を反射して光っていた
思わず「わぁー!」と声が出た
思い込みってある
だから、自分の好きを優先して
自分を働かせて
今日もちょっとだけ頑張ってみよう
「答えは、まだ」
まだ、暑い日が続いている。
夏が終わる時期と言うのに未だに真夏の陽気だ。
今日も暑さに耐えなければいけない。
涼しい秋を私は待っている。
昨日、元旦那とソックリな人を見かけてしまった。
髪型や背丈がよく似ていた。
ついつい、目で追ってしまう。
元妻の性だ。
ソックリな人は足早に私とは反対の道に
歩いていった。
彼はもう私とは無縁の人なんだなと思う。
今日も朝から筋トレ。
変わらない日常。
ふと、スマホを見て今日のお題を確かめる。
今まで正しさとか相手を思いすぎたり
考え過ぎて空回っていた生き方をして来た。
しかし、今は歳のせいか
自己犠牲の恋愛も出来なくなった。
皆が出す最大公約数の正しさは
私を幸せにはしなかったなと思う。
今の私に出来る事と言ったら
あの時に出した決断を間違いにしない事。
君がいた時期を私は時々思い出すけど
君を憎んだ時期だったけど
自分でもよく頑張ってたなあと思う。
君の後ろ姿を見てそんな事を思った。