あたまでっかち

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10/24/2023, 10:36:42 PM

自由なあなたが好き
自由を求めて
もがき 苦しみ 命を削った
そんなあなたに私は救われた

あなたの自由には
幾人の希望が詰まっていることか

こんなにも傷だらけの体で羽ばたこうとしてるのに
その細い足にしがみついて
あなたの羽根を奪う真似はしない
私はただ
あなたを見上げて
ただただその影を頼りに走る

永遠などないとあなたは言うけれど
せめて私の息の根が尽きるまで
私はあなたの隣に居たい

『行かないで』

10/23/2023, 2:06:13 PM

【どこまでも続く青い空】


心が吸い込まれていく
否が応でも心の雲が吸い込まれていく
嬉しいような
やめて欲しいような
眩しすぎる純粋無垢な青色

私は真っ青な空に
青々と木々が茂った天を見上げて
『どうにも隣の芝生が青すぎて嫌だ』
って歌詞を聞きながら
進まぬ足を一歩ずつ運ぶ
そんな朝が好き

きっとこの澄みきった眼差しで
こんな私も
どこかの知らない無垢な子供のことも
みんなを包んでいるのだろう

それでもどこかで
この広い広い果てしのない青
境界線のないこの空間全て
私が独り占めする私だけのものって
思っていたい

#比較症候群

10/22/2023, 11:58:33 AM

【衣替え】


また一年後、
私の需要に見合ったら

一見冷たい関係だけど
この数ヶ月の私の愛情は真実

私の身を纏う大切な相手
でもその相手を変えるということは
また私たちを纏う空気の変化を認めなきゃいけない
私とあなたを引き離す絶対的な存在の移ろい

また新たな季節の訪れを告げて
忙しない日々の中
わたしは押し入れに眠る箱を開ける



10/22/2023, 7:51:22 AM

【声が枯れるまで】


一体わたしはなぜ蓋をしてきたのだろう
いっそこの身が滅びるならば
その前にわたしはこの身を使い果たす

あめんぼの足音
アゲハ蝶の羽音
雲の動く音
なんでみんなそんなに忍び足なの
あなたが声を忍ばすから
わたしも思わず息を潜めちゃう

たとえ雷が落ちようと
あなた達は黙って逃げるだけ
あなた達は足音も立てなければ
怒って彼を止めることもしない

そんなあなた達の朽ちた身体が
わたしの心にひとつまたひとつと積もっていく
そして私もあなた達と同じように朽ちていく

それならば
どうせそうならば!

わたしは最後にあなた達を全て吐き出す
わたしは彼らに劣らぬ雄叫びを上げる
たとえお前らが屍になろうともわたしは構わない
わたしはお前らに生の命運など握らせない

わたしはわたしを生かす
わたしはわたしを殺す