こころがうまく動けなくなる
こおりついたかと思えば
ろうそくの灯のように　少しの風にも揺らいで
のうりに浮かぶ
なつかしい景色も
かすんで
のばなしにしてきた　いつかの
けつい
しきりにもがいて掴みかけて
きっと無理だと諦めて　繰り返し
はやる心を　少し休めてもいいだろうか　また動けるまで

なんて
ぜいたくな時間だったのだろう
なにもかもが
くるしいと感じていた
のーとに吐き出すばかりだった
とけいを止めたいと　初めて思った
きれいな夕焼けを眺めていたら　溶けた感情が頬を伝う
かえり道　優しいきみとばったり　また目がうるんで
れいせいなふりをして　
ただ下を向いて歩いた　
かおを赤らめながら
らんらんと照らされる世界は　こんなにも眩しく温かい

とまどい
おそるおそる声をかけた　君は
くすりと笑い
のんびりとした口調で返事をくれたね
そらを見上げて
らいせでも絶対会おうねなんて
へんな僕です

朝焼けに染まる海
さらりさらり
心地の良い優しさに
目を閉じ身を任せる
荷を下ろし　ひととき
すべてを忘れていよう

風を感じて

ゆっくりと
めを開けると
じゆうな世界が広がっていた
やすみなく心は働き続け
なきつかれて眠っていたはずだった
いきていて良かったと　初めて思えた