旅舟

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9/9/2024, 7:57:25 PM

詩(お題)
『世界に一つだけ』


「世界に一つだけ」
今日のお題について考えた
いっぱい想像した

カッコいいポエムも
感動する物語も浮かんだ
それなりに…だけど

でも、ふと思ってしまった
「世界に一つだけ」って
すべてじゃないかって

自分も、あなたも、
コップも、コーラも、お菓子も、
複製も、量産も、一つだけ。

この世界も人生も
一つだけで、一回きりで、
一期一会で、そうか、

生かされている


9/8/2024, 8:38:29 PM

詩(お題)
『胸の鼓動』


胸の鼓動
ときに交差点の信号機
ときにお祭りの笛、太鼓

喜怒哀楽の自動車を
あやつるように走らせて
夢に恋に向かわせる

ピーヒャラ、ドンドン、踊りましょ
高まる音はわがままに
遠慮をしてちゃ、夜が明ける

胸の鼓動
それは人間のすべてであり
それは感情の支配者だ

せめて、今夜だけ
暴君になって、騒ぎましょう


9/7/2024, 6:24:24 PM

詩(お題)
『踊るように』


踊るように…と言いながら
ステップ踏んで肩を揺らして
歌うように…と言いながら
大声だして夜空に叫ぶ

人は卑屈で謙虚なのだ
勇気というチケットはいつも
○○のように…なのだ

愛するように、好きなように
あなたの前では、初恋のように

踊るように、歌うように
あなたの前では、道化のように

心臓がダンス、ハートがジャンプ
あなたの前では、
「ように」じゃいられない


9/6/2024, 10:24:33 AM

詩(お題)
『時を告げる』


にわとりが朝を告げる
腹のムシが空腹を告げる
工場が正午を告げる
子供の声が夕方を告げる

おギャーと命を告げて
入学式が巣立ちを告げて
受験が戦いのゴングを鳴らし
成人式は死への一歩目

時を告げる
この顔に

神様の下手な絵が
鏡に映る

時を告げる
この脳に

いっぱいの思い出が
生きてく足だ




9/5/2024, 6:55:01 PM

詩(お題)
『貝殻』


砂浜で貝殻を拾った
綺麗な色から想像もした
巻き貝は耳にあてた
潮騒が聴けると教わったから

キラキラ、家族の休日は
しょっぱいけれど甘いおもいで

大人になって久しぶり
砂浜歩けば悲しくなった
貝殻は海の墓場
わたしは死骸を踏みつけ生きる

ギラギラ、太陽は容赦なく
母なる海はやさしく濡らす

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