旅舟

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9/6/2024, 10:24:33 AM

詩(お題)
『時を告げる』


にわとりが朝を告げる
腹のムシが空腹を告げる
工場が正午を告げる
子供の声が夕方を告げる

おギャーと命を告げて
入学式が巣立ちを告げて
受験が戦いのゴングを鳴らし
成人式は死への一歩目

時を告げる
この顔に

神様の下手な絵が
鏡に映る

時を告げる
この脳に

いっぱいの思い出が
生きてく足だ




9/5/2024, 6:55:01 PM

詩(お題)
『貝殻』


砂浜で貝殻を拾った
綺麗な色から想像もした
巻き貝は耳にあてた
潮騒が聴けると教わったから

キラキラ、家族の休日は
しょっぱいけれど甘いおもいで

大人になって久しぶり
砂浜歩けば悲しくなった
貝殻は海の墓場
わたしは死骸を踏みつけ生きる

ギラギラ、太陽は容赦なく
母なる海はやさしく濡らす

9/4/2024, 5:05:19 PM

詩(お題)
『きらめき』


光のプリズム
心臓の鼓動
感動の涙
希望にあふれた世界

きらめき
それは現象であり
心象でもある

言えることは
幸福だ

きらめきは
人生の最高点だ!

その花は
一瞬だけ咲いて
美しい

9/3/2024, 7:57:08 PM

詩(お題)
『些細なことでも』


小さな蟻でも
ゾウもライオンも
倒すという

些細なことでも
ひとを殺すほどの
威力がある

でっかいものより
降り積もる毒は
猛毒だ

9/2/2024, 5:00:13 PM

詩(お題)
『心の灯火』


蝋燭や焚き火の炎を
見つめていると時間を忘れる
暖かな揺らめきに心が
思わず泣いて居眠りするように

愛しても憎んでも空しい
思い通りに出来るわけがない
生きるって難しい飛行機
暗闇飛んでフワフワさまよって

本当の親友はいるかな?
打算じゃなくて心の灯火
言葉より存在が炎で
思わず泣いて居眠りするような…







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