詩(テーマ)
『正直』
とても綺麗で透明で
優しくて、怖い言葉です
とても正義で暴君で
なんびとも、逆らえないです
正直、正直、大好きです
言えば、すべてが壊れてく
正直、正直、伝えたい
そして、二人で壊れたい
きみが誰かと生きてゆく
見守って、ずっとこれたのに…
きみが笑えばそれでいい
世の中は、ウソが必要です
正直、正直、大好きです
恋が、大爆発してる
正直、正直、届けたい
それが、罪でも裁かれたい
詩(テーマ)
『梅雨』
日照時間が短いと
人は落ち込みやすくなる
朝から晩まで昨日今日明日
沈む心は沼になる
たまに晴れたら生き返る
それを妬むかまた雨が…
集中豪雨で死亡災害
人は自然のいけにえか?
梅雨が終われば夏になる
雨も酷暑も大嫌い
そんな嫌われ同士でも
人は句を詠み慈しむ
詩(テーマ)
『無垢』
「あなたは無垢な人だから」
君に言われてハッとする
汚れた心の腐った臭い
知ってて言える…そのすごさ
「純粋すぎて澱(おり)となる」
無垢は無知とか空(から)じゃない
悪とか邪心と戦い敗れ
この血に気づく…君がいた
「傷つく弱さが無垢だから」
君もおんなじ無垢だよね
汚れた心を剥いてきゃきっと
宝石という…恋がある
詩(テーマ)
『終わりなき旅』
若さはいつもゴールを目指す
瞬発力で夢をつかむ
悩んでくじけおのれを知って
それでも明日を信じてる
いつからだろう終着駅が
存在しない列車に乗る
コピーのような毎日だけど
終わりなき旅…幸福だ
目立たぬように暮らしていても
愛する人を主役にして
だれもがいずれ死んでくけれど
終わりなき旅…家族連れ
詩(テーマ)
『ごめんね』
許しを乞う丁寧語なのに
カジュアルな言葉
そして親しみの「ね」を付ける
ちんぷんかんで意味不明だけど
あたたかい言葉
そして何よりも愛がある
後悔してあなたに言ってる
「ごめんね」の言葉
そして涙より泣いている
あなたのこと思うたび思う
ごめんねの感情
もっとたくさん愛したい