詩(テーマ)
『月に願いを』

昼は隠れて　白く現れ
低い月ほど　大きく見える
満ちては欠けて　雨降りゃ逃げる
月に願いを　言えますか？

人も嘘つき　見栄を張ってる
悪を飼っては　エサまであげて
おんなじですね　確かな事は
そこに必ず　居るんです

信じられずに　愛を疑う
けれどだれかが　求めてくれる
私はそれを　奇跡と呼ぶの
月に願いを…　その人を

詩(テーマ)
『降り止まない雨』


降り止まない雨はない
晴れ続ける日もない
はじまったら終わるんだ
それが宇宙の宿命だ

愛してるも変わってく
それは悪いことじゃない
憎み合って喧嘩して
だけど嫌いの意味じゃない

降り止まない雨のなか
泥だらけのスニーカー
おもいきってはじめよう
待ってばかりじゃ朽ちるのみ

詩(テーマ)
『あの頃の私へ』


前略、あの頃の私へ

学校に行けなくて
人生に絶望し
だれの目も恥ずかしく
隠れては夢見た死

前略、あの頃のあなたへ

本当に好きでした
毎日が新鮮で
そのしぐさそのことば
輝いて眩しくて

前略、あの頃の私へ

死ぬほどの悩みさえ
過ぎ去れば…くだらない
クズだっていいんだよ
幸せはめぐり会う

前略、この先の私へ

傷を負い瀕死でも
その場所へつれてゆく
「がんばった」誉めたげて
笑っなら撫でたげて

詩(テーマ)
『逃れられない』


怖くて震えて漏らしてしまう
死ぬことなんて受け入れられない
逃れられない大王の
真の姿は、
じぶんのこころの影かもしれない

感じてうずいて淫らな肉体
エッチなことをむさぼってしまう
逃れられない本能も
恋の奴隷で、
あなたじゃなければ意味さえなくなる

優しいフリした殺人願望
捕まらなけりゃ悪事は働く
逃れられない暗闇は
僕の本心。
けれども善良…にせ物じゃないよ

詩(テーマ)
『また明日』


今日は過ぎ去り　過去になる
大事な今日が　死んでゆく
だから私は　しがみつく
願いを込めて　「また明日」

楽しい時間も　終わってく
記念日だって　０時まで
だけとドラマの　ラストには
次回に期待　予告編

人は必ず　眠っちゃう
どんなに好きで　愛しても
夜に別れて　朝に会う
執着するな！と　言うように

そして今夜も　さようなら
ひとりぼっちを　抱きしめる
人の命も　儚くて
呪文をかける　「また明日」