#10『これまでずっと』


これまでずっと、絵を描いてきた。

もちろん描くのが好きだったのもあるが
それ以上に、絵を見て皆が笑顔になってくれるのも
好きだった。


この間、初めてイラストの依頼がきた。

上手くかけた！

そう思っても、新着イラストに自分の絵が載ると
周りとはかけ離れた下手っぴな絵。

それでも依頼者はとても褒めてくれ、
私のリピーターになった。


あぁ、こんな私の絵を気に入ってくれたんだ。
嬉しいな。

次も頑張ろう。

期待に応えなきゃね。


…



期待に添えないと、

もう

依頼してくれなくなる？






嫌われたくない。





あぁ、そうだ。

私はこれからもずっと、
プレッシャーに押し潰されながら
絵を描き続ける。

#9『もしも未来を見れるなら』


もしも未来を見れるなら、
きっと怖くて目を開けられないだろうな。

…幸せな未来だって、自信がないから。

#8『無色の世界』


無色の世界に色を付けてくれたのは、家族です。

ここまで育ててくれて、
毎日美味しいご飯を作ってくれ、
辛い時は側で一緒に泣いてくれました。


無色の世界に色を付けてくれたのは、友達です。

友達からも色んな話を聞き、
色んな場所に連れて行ってくれ、
沢山笑い合いました。


………でも

自分の無色の世界に1番濃く色を付けたのは、


自分の描いたイラストでした。

#7『神様へ』


神様へ

私は何のために産まれてきたのでしょうか。

#6『沈む夕日』


夕日好きなんだよね。

暖かいのに、どこか寂しい。
見てると幸せだなって感じるのに胸がキュッとする。

苦しいのに、好きなんだ。夕日。