7/29/2025, 2:36:30 PM
液晶を滑る指がしびれて
「わらう」
が書けない夜に
仕方がないと諦められる私が欲しい
心から何かが
出てこないように
まばたきを忘れて今日を生きる
いつか誰かと笑うための話を
書けるようになるまで
私はまばたきを忘れて今を生きる
だから、貴方も書けるようになるまで
忘れようとしていいと思う
お題「タイmknmグ」
7/26/2025, 2:38:51 PM
誰もいない部屋が好きだった
硬めのベットに
重たい息を吐く
簡単で楽なものが好きだった
楽のためにやってたことが
どうして
こんなに重たいの
楽のために皮を被った
知らない誰かになったのに
そうすれば避難されるのは皮だけだから
だと思ってた
今の僕は誰なのか
いまの私はだれなのか
張ったシーツには
「誰か」の眼から零れた物があった
7/23/2025, 1:46:04 PM
枕の右横
画面下向きで置かれた彼のスマホ
後ろ側にシールが見える
なぜか何だか気になった
裏返して電源入れた
僕の誕生日を入力して開くホーム画面
そのまま指は通話履歴へ
だれ?
僕の知らない
多分女性の名前がずらり
震える指はLINEの履歴へ
やっぱりあるその名前
話の内容に指が伸びた
「母さんは元気してる?」
「もち」
「"妹"がいてホンマ良かったわ。」
気付けばにっこり笑ってた
7/21/2025, 1:10:28 PM
私は今
眺めているひとつの星
無数のサイリウムの真ん中に
何よりも光る貴方がいる
きっと
それは流れ星
どんな願いも叶えてしまう
どんな願いも叶えられる
液晶の奥には
私の一番星が光っている
7/16/2025, 2:39:13 PM
"目が覚めた"
机に座っていた
顔を上げる
黒いままの黒板が見えた
空いたままの教卓と一緒に
教室の真ん中
座っているのに教卓の足まで見える
そうか
誰も居ないんだ
隣にも後ろにも
立ち上がろうとしたのに
脚は固まってる
突然、眼が真っ暗になった
まぶたが閉じた
何だか背中が重くなった気がして
机に突っ伏
"目が覚めた"
机に座っていた