子猫
子どもの頃、家に居着いた半野良の猫がいた。
その猫が残した子猫がまた居着いた。
しかし引っ越す事になり、
連れていけないので、
2軒隣の家で飼ってもらうことになった。
それから数年後。
以前の家の近くを通ると、
飼っていた子猫にそっくりな猫に会った。
すると驚いたことに、
こちらを見てニャーと寄ってきた。
まだ覚えていてくれた…!
しかし私は、
知らない振りをして立ち止まらなかった。
立ち止まってしまったら、
別れられなくなりそうだったのだ。
今でも思い出すと、
胸の辺りが、ぎゅっとなる思い出。
paki
秋風
夏の熱い風にうんざりしていると、
すーっと、涼しい風になる。
そして、あっという間に、冷たい風になり、
短い秋が去っていく。
秋風…今年何回気が付いたかなぁ。
paki
また会いましょう
結婚して地元を離れた。
もう、20年近く経つ。
その間に、疎遠になった人や鬼籍に入った人もいる。
それでも、有難い事に、
未だに連絡を取り合える人も数人いる。
なかなか会うことは叶わないが、
いつか会える日を楽しみにしている。
どうか長生きしてね。
私もだけど。
そして、いつかまた会いましょう。
paki
スリル
スリルを味わうには、色々な方法がある。
ジェットコースターに乗るとか、
お化け屋敷に入るとか。
わざわざ味わいに行くやつね。
でもさ、ほんとのスリルって、
日常生活の中にあるよね。
いつ何があるかワカラナイ…
人生そのものが1番のスリルだ。
paki
飛べない翼
飛べている=良い意味。
みたいに例えることが多いけど、
いつまでも飛べるワケがない。
飛べない時は、翼を休めた方が良い時。
と捉えたら良いではないか。
飛ばないで歩く事だって出来るしね。
飛べなくても良いから、欲しいな。翼。
背中につけて、バサバサしてみたいな。
paki