今日のお題。つまらないことでも。
自分にとってつまらない事であると同時に、それは誰かにとってかけがえのない物である。
「今までとさほど変わらない。私が見た人間は、残酷で、醜く、そして美しかった。もとよりここには、人間しかいないのだ。」
これは鬱と美しいを両立している事などで有名な、探索ホラーの神父の言葉だ。変えようなんて思えやしない。
醜さの中に、美しさはあると私は知っているから。だからお前罵詈雑言結構吐くのかよ?言うなこれでもリアルでは大人しめの
変人らしいです。まあ、つまらないならつまらないって言った上で、他人の意見を聞いてみるのも私的には楽しいよ。
って、ただそれだけのつまらない事の話。
気が向いたので一言。
そもそも本当につまらないことって宇宙全部見て回ってもある気がしないの私だけ?
今日のお題。目が覚めるまでに。
今、夢を見ているのだ。だってもういないはずの姉が目の前にいるのだから。
「どうしたー?ボーッとして。」
「…なんでもないです」
「もう、堅いなあ、堅いよダイヤモンド越えてロンズデーライト並みだよリリー!」
そんな事を噛みもせず一息でかつ笑いながら言ってしまうような人。
「オリヴィア様が何を仰っているのかよくわかりません」
そう言えば、少し寂しそうな顔をする。
「…ねえ、楽しい?」
「なにがですか」
「リリーが今過ごしている時間がだよ?」
そういえば前にもこの質問をされた。あの時は何も答えられなかったけど、目が覚めるまでに…
「アヤケオム?オムオムちゃん?オムライスさーん?」
「…ん」
目を覚ますと、目の前にリーダーがいた。
「おはようなのだー。…ところでアウロラ。」
「どうしたー?」
「流石にオムライス呼びはどうかと思うのだ」
「えー、ケチ!」
「ダメなのだ」
「もう、堅いよ!ロンズデーライト越えてウルツァイト窒化ホウ素並だよアヤケオムー!」
「そんなに堅いのか分からない名前が出て来たのだ」
「え?ダイヤモンドより堅い物質の名前だよ?」
「何なのだその物質!せめてフライパンで良いのだ!」
「…まあ昔よりは柔らかくなったしそれでいいや。」
「…?…何か言ったのだ?」
「いやあ?何も言ってないよ?」
今日のお題。病室。
生まれて数週間後に病院から退院した事以外、縁のない話だと思っていた。精神的には大怪我は何度も負ったが、
身体は全くもって大怪我したことがないからだろう。でもさっきまでいた。…どうやって来たんだったっけ。そうだ思い出した。
確か今人気の鬼と戦う大正バトル漫画が映画になってて、アニメが面白かったから見に行って…そして呼び出されたのか。
理由は…祖父が原因なのは明らかだが分からんな…しかしあの映画良かったな。いかに人が感動的になるかが考え作られている。
私はともかく家族含む周りの客全員泣いてたし、ストーリーの過程もキャラの最後の魅せ場をでそのキャラをしっかり魅せに来ていて…
「…グーちゃん」
「どした?」
姉がいつのまにか病室から出て来ていた。声が震えている。そう、あの映画で先輩を失った主人公達のような…
「…おじいちゃんがっ!」
「あっそ」
その先は言われずとも分かった。そしてそれに対して何も思わない自分はやはり世間一般から大きく外れているのだろうな、
と無表情で思った。
今日のお題。明日、もし晴れたら。
明日、晴れたら何をしよう?今は夏だし川遊び?縁側で風鈴の音聞きながらスイカ食べる?向日葵畑で写真撮る?蝉の鳴き声聞きながら
外でカリンバ?…嫌だわ九州蒸し暑いし図書館とかに引きこもっ…たら同級生に鉢合わせになりそうだからやっぱり家に引きこもる。
今日のお題。だから、ひとりでいたい。
昔ね、わたしよく泣いてたの。ずーっと泣き止まないから、誰もかまってくれなかったの。そして向こうで楽しそうに、
ケラケラケラケラって、笑われていたの。その笑い声は耳にこびりつくようにいつまでも残って、全てが嫌いになったの。
だからねえ、ひとりにさせてよ!