同じ景色を2人で並んで見ることはありません。
私の作ったご飯を美味しいって食べてくれる、
そんなあなたはいません。
寒いねって暖め合うことも、
春がきたね、あと何回一緒に桜を見れるかなって笑うことも
あなたの幸せを願うこともありません。
あなたが毎日笑顔でいられますように
そう遠くから願うこともありません。
何を言われても、もう無駄なんです。
失ってから気づくとか、そんな子供じみたこと
言わないでくださいよ。
悲しくなってしまうから。
あなたがくれた3年間は
今の私を作る、かけがえのないものでした。
あなたが好きだと言ってくれたから
好きになれた「私」は、
あなたじゃない人が大切にしてくれる「私」に
変わってしまいました。
あなたが大切にしてくれた日があったから、
あなたが大切にしてくれなくなった時に、
抱きしめてくれる人が現れたんだと思います。
泣きません。あなたのためには。
悲しみません。あなたのためには。
でも忘れません。
この先何年生きていても、
「私」を作る、神様の1人になってくれたこと。
晴れだと暑いし。
雨だと鬱陶しいし。
ずっとそのくらいの気温で愛してよ。ずっと。
夢は、ずっとそこにあって、私たちを支えてくれる。
現実は、そこにあって、私たちを大人にさせてくれる。
夢も現実も捨ててはいけません。
夢が叶わなかったから、ダメな人間。
な訳ありません。
夢を追わなかったから、現実が辛い。
のではありません。
夢が叶わなかったから、夢に向かって進むことが出来た。
夢を追わなかったから、今のあなたが立派に現実を生きているんです。
夢を持つこと、そして叶えることにさして意味はありません。
それよりも、
夢を持ち、追い続け、それでも叶うことのなかった夢、
叶った夢、それを経験したあなたがいることが大切なんです。
叶えようと頑張ったこと、
見切りをつけてあきらめたこと、
その全てがあなたの人生に刻まれた。
それこそが、本当に大切にすべきものなんです。
夢と現実はまあ、違うよね。
そんな軽い嘲笑に負けないでください。
あなたはきちんと前に向かっています。
例えそれが1cmずつでも、1mmずつでも。
朝が来ました。
時間はとめられません。
確実に、そしてはっきりと、進んでいきましょうね。
私たちが本物なら、また、会えるよね
そばにいようか、肌寒い季節が来たから。