5/5/2024, 8:36:01 AM
徒歩10分程の近くのスーパーへ夕ご飯の買出しにいく。
今日のメニューがなかなか決まらず、帰りがいつもより遅くなってしまった。
先に帰ってきてるかな‥
そんなことを考えながらアパートの近くまで来ると、鉄の階段を駆け上る音が聞こえた。
いつもより「耳を澄ますと」私のアパートの非常階段のようだった。足を止めて非常階段の方に目を向ける。
黒色の人影が3階辺りを曲って見えなくなった。
たった一瞬の出来事だった。一瞬だったが何故か私は
旦那?
と思った。頭の中で一瞬見た光景を何度も思い出す。
手が赤かった。何度思い出しても見たことある手の赤色だけが鮮明に残っている。
何か見てはいけないものを見てしまった
私はそう思い、来た道を戻り時間を稼ぐ。
何分ぐらい歩いただろうか。
私は何も見ていないと言い聞かせ、いつも通りでいようと心に決めて家に帰った。