寂しさは
月が出ていれば、何とかなる。
月が出ていなければ…どうしましょうか?
お団子だけでもいただきましょうか?
何て言いながらバタートーストかじっている。
見えなくても月は、バターの色に空にある
夜空は紅茶のようにいつもある………
でもまぁ、朝ごはんのような夜ごはんですこと。
……たまにはね。
何食べても味がしないときは、バタートーストと紅茶に限ります。
童話のカエルみたいにね。
冬は一緒に
今、「太平記」読んでます。
尊氏と直義が大喧嘩してるとこです。
ずっと一緒だったけど、離れて行くんですかね。
それとも離れ離れの「冬」を、一緒に生きて行くんですかね?
…ものは言いよう。
その寒い冬を、一緒に生きたと思っていいのかなぁ…
とりとめのない話
得意だよ。とりとめのないの。
夜景がきれいだが心は夜警だ。(何だそれ)
ふらふら切なく歩いていたら、過ぎる車過ぎる車、端からラッキーナンバーで何かおかしいくらいだった。
…こちとら最悪な気分だっていうのにさぁ。
喧嘩ばっかの映画のいちばん最後の喧嘩で、姉ちゃんは自由になった。
喧嘩に何が籠もっていたか行き過ぎるひとの誰も知らない。…密かに救われてジ・エンドだ。
「それ」が醜いって、誰が決めたの?
わかるよ、巻き込まれたくないよね。
勝手にやっててほしいんだよね?
だけど泣き腫らした目で暗がりで映画を見て、他人の人生を寿ぐのは、ちょっと狂気の沙汰かもしれない。
だけど孤独が、
画面を追いかけさせる。
ああお願い、勝手にどこまでも幸せになってくれよ。…面倒くさいから。
(とりとめのないっていうか、わけわからんなにかだ。)(わかんなくていいときもあるね)
眠れないほど疲れた。
で、まだ起きてる。
疲れたから全部放り出して部屋は散らかりまくり。
寝て起きたら片付けるよと、虚空の誰かに呟いて、
今度こそ、おやすみ…眠れるかなー と目を瞑る。
真っ暗だけど、この時間、夏にはもう明るかったよね。
…冬が来たんだね。では、おやすみなさい。
(眠った先の夢は真夏で、半袖と扇風機とアイスクリーム…それから蝉の声が 懐かしく繰り返されているのかも……)
さよならは、あらかじめ、言われているし言っているのだ。
気付かないふりしてるけど。
メメント・モリって呟きながら。