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4/13/2024, 2:55:58 PM

【快晴】

アラームの音で目が覚める
また今日が始まる

スマホがひかり誰かから連絡が来たことを私に知らせた

相手は母

〈おはよう☀︎今日はいい天気だよ〉

カーテンを開けると眩しすぎるほどの光が先程まで暗かった部屋へと差し込む

晴れ、か

雨よりはいいか

今日も私は憂鬱
学校になんて行きたくない
行っても友達なんていないし
疲れるだけだ

そんな思いを抱えながら私の体は学校に向かうための準備を進めている

行きたくない
でも行かなきゃいけない

行かなきゃ

学校に向かう足取りは決して軽いものなんかじゃない
それでもしっかり学校へと向かっていく

空を見上げて息を着く
もっと単純だったら良かったのに
もっと自分勝手なら
もっと周りが見えていなければ
そんな事ばっかり考えてしまう

それでも私は変われない
みんな簡単に言うんだ

友達ができないとか
クラスに馴染めないって相談すると
『あなたが変わるしかない』って

変わることってそんなに簡単じゃないんだよ

それでも反抗しきれず
自分を押し殺して今日を生きる

今日は快晴
雲ひとつない

私もいつかこんな晴れ模様の心で楽しく生活することができるかな
その日までちゃんと生きていられるだろうか

いや生きてみよう
変わる必要はないから
自分なりにしっかり
誰かが私を見つけてくれる日まで
精一杯生きていこう

結局、他力本願になってしまうけど…

大丈夫
私なら大丈夫
ここまで生きてこれたのだから

4/12/2024, 1:41:00 PM

【遠くの空へ】

折り紙が好き
ただの紙だったものが色んな形に変わっていくから

鶴は平和の象徴

こんなふうに意味があるものもあれば
実際に遊べるものとか
沢山の可能性に溢れてる

そんな折り紙が好き

中でも1番好きなのは
紙飛行機

……………私に似ているから

本物の飛行機は自分の力で飛べるし
自分が通った航跡も残すことができる

でも紙飛行機は
人の手によって投げられなければ飛べやしないし
飛べたと思ったらすぐ落ちてしまう
風が少しでも吹けば方向が乱れまっすぐ飛べない
私と同じ

1人では何もできない私と

いつになったら飛べるようになるかなぁ
どうしたらまっすぐ飛べるのだろう

飛行機と紙飛行機を見比べる

いつか私も遠くの空へ飛び立ってみたい

誰かの力じゃなくて
自分自身の力で

いつか
いつの日か
私もあの飛行機のように
誰かの道標になるような航跡を残したい

今はまだ誰かに支えられていても
すぐに落ちてしまっても
いつか必ず

私は遠くの空へ飛び立ってみせる

4/11/2024, 8:44:53 PM

【言葉にできない】

嬉しいとか
悲しいとか
色んな感情があるけれど
今の私は自分の感情に名前がつけられない

楽しい、不安、悲しい、やる気がある、
とにかく沢山の感情が混ざっていて

自分でもどうしたらいいのか分からない

さっきまで楽しかったのに
急に疲れちゃって
家に帰りたい
もう休みたいって思ってしまう

でも頑張って笑って
周りに迷惑かけないようにしなきゃ

私の感情の浮き沈みに他の人は巻き込んではいけない
これは私の問題だから

言葉にできない思い、感情に
いつか名前はつくのだろうか

無理につける必要もないのかもしれないけれど…

4/10/2024, 8:47:17 PM

【春爛漫】

私は新学期が嫌い
人見知りだから新しいお友達なんかできないし
でも前までのお友達はみんな新しいお友達といるし

私は出会いの季節が嫌い

入学する時なんかは特にね

お友達2人は同じクラスなのに
私だけ離れちゃった

ずっと嫌で嫌で仕方なかった

でも君に会うことができて
そんな考えもなくなった

今まで意味もなくやってきたスポーツも
君と出会うきっかけになったから
やってきてよかったって思えた

たまにはこんな季節も悪くはないかな
なんて思うことができた

君に出会えて本当に良かった

私は君のおかげでやっと
満開の桜の景色が輝いて見えるようになった

本当にありがとう

私と笑いあってくれる君が好きだよ

これからも仲良くしてね

4/9/2024, 9:00:35 PM

【誰よりも、ずっと】

私は誰よりもずっと頑張ってきた
だからあの子が選ばれるはずがないのに

私ではなかった
選ばれたのはあの子

どうして?
何度考えても分からない

私は1度あの子を観察してみた

あの子は誰かが1人になっていたら必ず声をかける
誰も取り残さないように
みんなで楽しめるように

何に対しても一生懸命で
周りの人への敬意を忘れない

「ありがとう」「ごめんなさい」
「おはよう」「おやすみ」
などの当たり前のことも忘れず

……だからか

私が選ばれなかった理由

私は…

自分のことでいっぱいいっぱいで
周りなんて気にしていられなかった

それなのに自分が1番頑張っていると勘違いをした
…最低だ…本当

突然あの子が目の前にきて
私を見ている
微笑んでいた
優しく

こんな私にも
あの子は優しくしてくれるのね…

今までの事を本音を
あの子にこぼした

『みんな頑張ってるだよね。自覚がなかったとしてもみんな』

『誰よりも頑張ってる。なんてことはありえないよ。』

『私も君も同じように頑張ったんだから』

『それでも何故か、自分だけが頑張っているってみんな勘違いしてしまうんだよね』

『結果じゃなくて、その頑張った自分を褒めてあげようよ』

『私は尊敬してるよ。君のこと。君の頑張りを見ていたよ』

『誰よりも、ずっと、君のそばにいたからね』

この言葉に救われた

あの子を観察してから
自分は頑張っていなかったのかもしれない
そんな考えが頭を埋めつくして
独りよがりだったと自分を否定してきた

でも本当は
みんなずっと頑張ってきていた

私だけじゃない

誰よりもなんて言葉は
誰よりも頑張ってきたとか
そんなんじゃなくて

誰よりもあなたのそばにとか
そういう言葉に似合う

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