特別な存在
赤ん坊が俺を
じっと見つめてくる
サーチするように
ママでもパパでもないんだけどな…
とドギマギするよ
チラ見したら
今度は天使の微笑みをなげてくる
照れちゃうけどさ
これって最高の特別感
何者でもないこんな自分に
サンキューベイビー
バカみたい
私バカみたい〜
愛嬌振り撒いて
笑ってスルー…余裕
またやっちゃった 忘れ物、聞き間違い
失敗の連続でこれじゃ本物のバカだよ…悲愴
私を見つめる疑心暗鬼の目目目
無理もないよボケちゃった?って自分でも心配してるんだから
それにしても
このままじゃ情け無くて笑い飛ばせない
おばあちゃんの知恵で何とかせねば
不安顔より笑顔の方がずーっといい
しくじりはピエロの笑いの種だっけ
胸が高鳴る
チューリップが付いた真新しいサンダル
キュッキュッと音をたてて私をスキップに誘ってくる
温もった土の匂いが草の香りに変わる
一面黄色と濃い桃色の畑の道を
お日様に向かってご機嫌で進む
両側を埋め尽くしているのはタンポポレンゲ
スカートに履き替えた素足を春風がくすぐって行く
こそばゆいドキドキが全身を駆けめぐる
幼い日の妙に鮮明な記憶…
目を閉じ春の訪れに浸る
今も胸が高鳴る
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♪お手(てて)つないで 野道をゆけば
みんな可愛(かわ)い 小鳥になって
唄をうたえば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る
草のそよ風 足なみかるく
みんな可愛い 蝶ちょになって
丘を越えれば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る
花をつんでは おつむにさせば
みんな可愛い うさぎになって
はねて踊れば 靴が鳴る
晴れたみ空に 靴が鳴る
〜童謡 靴が鳴る〜
不条理
この紋所が目に入らぬか!の天下のご隠居
大岡裁き 遠山の金さん…
勧善懲悪の時代劇を人生訓に育った昭和っ子
いやーさすがにそれはないと感じてきたよ
それどころか金権社会の風刺じゃないかと…
それにしてもコロナあたりからな、ネットに溢れる情報が社会の不条理を扇動している
グレーゾーンを上手く操る輩がのさばり
愚直者が損をする
裏を読みうまく立ち回る輩が上っていく
つい
まっとうって何なんだバカバカしいと
自己否定して心掻き乱されてしまっていた
そんな頃出会った作家の柚月裕子さんのコメント
[世の中の不条理や理不尽な出来事に、なににも属さず、己の信念に基づき立ち向かっていく。泥にまみれ傷だらけの見た目はかっこいいとは言えないが、その闘う姿がとても尊いのだ。もがき、あがき、泣きながら、懸命に前に進もうとする登場人物の生き方に感動する]
そしてこの言葉を体現する彼女の小説の主人公佐方貞人の尊さに胸を熱くし
不条理に立ち向かえないまでも飲み込まれてたまるかと 読後精一杯襟を正す
主人公の背中に光を感じる自分がいる
もし似た思いの人がいれば朗報です
来週あたりかなシリーズ新刊がでるとのこと
泣かないよ
「泣かないよー泣かない」「いい子だね」
「ミルクはたっぷり飲んだでしょ」
「おしりもサッパリかえたでしょ」
泣きの気配がみえ始めた今日この頃
目出度い赤ちゃんの成長の証
桜の開花にあわせるようにこの子は魔の3週目を迎えた
昼夜のリズムができるまでの辛抱だから
後3ヶ月…いつ泣き止むともわからない手探りの時期は必ず終わりが来るからね
みんなが通る子育ての試練だからと
育児本片手に自分にエールを贈る
桜に見守ってもらいながら新一年生ママは君に今日も手を差し延べる
夜桜や赤子の泣きにうち震え
祝福の花吹雪を見せる宵