今日にさよなら
お気に入りのシリーズ手帳を使い続けている
毎年変わるカバーは色違いで
6色横に並べ毎夜手に取る
今年はフラミンゴ色
手帳をパラパラめくる時
あなたはどう感じますか?
現在の連続
未来の連続
過去の連続
ごちゃ混ぜの連続
もし今日にさよならしたなら…
私は生きて来た自分の時間がそこで途切れる気がする
取り返しがつかないんじゃないかと不安になる
だから増えていく横並びの手帳はお守りがわり
点を線に 線を面に 面に彩りを与えた証
今日を見届け続けていくことで自分の人生に色を添えたい
お気に入り
「お気に入り」っていう響きに共鳴する様に
思い出したクスリとする曲 半世紀前の歌
中高時代の愛読書は高橋和巳とか村上春樹…そんな内向きな頃に出会った秘密のお気に入り
早く大人になりたい自分が何でこんな素朴な世界感に心惹かれるのか当時は分からなかった
飾り気の無い歌詞と揺らぎが耳に残るボーカル
子供の様にストレートでありのまんま過ぎて
こっちが恥ずかしくなる様な男の子目線の歌詞
そこには自分と対極のぶりっ子な女の子の存在
♪---
アーア 君は ごじまんの お手製のシャツ着て
風に乗っかりうれしそう
アーア バッグのおにぎり さっととり出して
ざっくりかみつく こもれびの中
首をひねって見ちゃだめよ
何も考えないで おなか一杯になったなら
横に横になろう
---中略
アーア ふざけてにらめっこ おかしい僕は
こらえきれずに吹き出してしまう
アーア 君は お気に入りマンガの時計
しょっちゅうガリガリ ネジをまく
時計を気にしちゃダメ
陽はまだ高いのですよ
光をたくさんかかえて ひざまくらしておくれ
♪--- NSP の「ボクはごきげん」
何これ少女小説定番の設定に直球過ぎる言葉
ワッでもイイやっぱり心がくすぐったくなるゥビブラートの効いた舌足らずの天野くんの声…
青春を楽しもうって手招きしているよ
力んで背伸びして焦りの迷路にいたあの頃の私
等身大の自分を迷いなく曝け出す彼らが眩しかったんだ
誰よりも
他人を意識しなければならない宿命を
人は背負っているのかな
もしそうなら
自分磨きをして辿り着きたい
「みんな違ってみんないい」そんな俯瞰の境地
「誰よりも」なんて事に縛られているのは嫌だ
低い目線でのどんぐりの背比べにすぎないから
バレンタイン
今日はバレンタイン
女ども2人は世間の風潮に乗っかり
旦那(父親)にチョコを渡した
妻の私はイベントの残りを流用
娘は限定バージョンを
自分が食べたかったからと一石二鳥をもくろんで人数分入っている高級な物を買ったらしい
退職以降、後輩や保険やさんから縁遠くなった彼は身内からのチョコに新鮮な反応をした
気恥ずかしそうに縮こまる白髪の老人を見て
私は自分でも驚く言葉を添えていた
「まだまだ頑張ってね頼りにしているから!」
愛してるやありがとうを超越した労りのエールを贈っていた
これって本命チョコより思いは上よね
プライスレスなんだから
伝えたい
誰に?
何を?
いつ?
何のために?
そんな説明調の理屈で固めていたら
使い古した言葉が頭をグルグル
新しく伝えたいものなんてないかも
言葉を吐き出す程に空っぽになってしまう感じ
自分が希薄になるのはもう嫌だ
何気ない毎日の積み重ねと時間の裏付けの中で誰かが気づいてくれる事
鍾乳石のように薄々見えて来るもの
そんな気の遠くなるような
言葉ではない伝え方がある事
それならならもう見つけている
誰かの伝えたいを拾って歩く側の人になる
これが私